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★『亞書』解読不能な本を国会図書館が返却、136万円の返金請求へ
The Huffington Post | 執筆者: 安藤健二
投稿日: 2016年02月02日 20時30分 JST 更新: 2016年02月02日 20時46分 JST
ギリシャ文字などが無作為に並んでいるだけの謎の本『亞書』計78巻を、
国会図書館が返却することになった。すでに納入代金として42冊分の136万円を
発売元に支払っていたが、「出版物に該当しない」という判断で返金を求めるという。
国会図書館が2月2日、公式サイトで発表した。
平成27年10月以降、『亞書』について、ギリシャ文字等をランダムに配した解読不能な
本であるとして、出版の目的等についてインターネット上で話題になったこと等を受けて、
発売元に事情を聞き、頒布実態等を調査してきました。
国立国会図書館は、発売元から聴取を行い検討した結果、郵送された『亞書』各巻1冊は、
頒布部数が少なく、また、国立国会図書館法に列挙された出版物に該当せず、国立国会
図書館への納入義務の対象には当たらないものと判断したため、『亞書』を発売元に返却
するとともに、発売元に支払い済の納入出版物代償金の返金を求めることとしました。
(2月2日、新着情報|国立国会図書館―National Diet Library)
朝日新聞デジタルによると、『亞書』は、東京都墨田区にある「りすの書房」が、
通販サイト「Amazon」で2015年2月から1冊6万円で発売。112巻まで作成し、
最終的には132巻まで出す予定だった。
A5サイズで480ページのハードカバー。各ページとも縦12センチ、横9センチの枠内に
解読不能なギリシャ文字やローマ字が並んでいる。国会図書館への納本は法律で義務づけ
られているが、同館は納本された本の定価の5割と送料を「代償金」として発行者に支払う
ことが国立国会図書館法などで定められている。ネット上では「代償金目当てでは」と
疑問の声が上がっていた。
りすの書房を運営する男性は、朝日新聞社に対し「自分が即興的にパソコンでギリシャ
文字を打ったもので、意味はない。本そのものが立体作品としての美術品とか工芸品。
長年温めてきた構想だった」などと語っていた。
URLリンク(www.huffingtonpost.jp)
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≫ 2016年02月03日 00時45分 更新
「亞書」制作者がコメントを発表 国立国会図書館の対応に不満
返還には応じるとのこと。
URLリンク(nlab.itmedia.co.jp)
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