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★北朝鮮が衛星打ち上げ通告 8~25日、弾道ミサイル発射か
2016年2月3日 朝刊
【ロンドン=小嶋麻友美】国際海事機関(IMO、本部ロンドン)の報道担当者は二日、
北朝鮮政府から同日、「二月八日から二十五日の間に地球観測衛星を打ち上げる」との
通告があったことを明らかにした。事実上の長距離弾道ミサイルの発射の通告とみられる。
IMOによると、北朝鮮から伝えられた衛星名は「光明星」。IMOは加盟国に通知した上で、
北朝鮮からの詳しい通告内容を公表するとしている。
また、ジュネーブの国際電気通信連合(ITU)も二日昼(日本時間同日夜)までに、
ジュネーブにある北朝鮮在外公館から同様の通告を受けたとした。情報が不十分だとして、
あらためて北朝鮮側に詳しい報告を求める方針だという。
北朝鮮は一月六日、四度目の核実験を実施。さらにミサイル発射を強行すれば、国際社会の
批判が高まるのは必至。国連安全保障理事会での制裁決議へ向けた動きも活発化しそうだ。
IMOは航行の安全を管轄する国連機関。北朝鮮は二〇〇九年以降、「人工衛星打ち上げ」
と称して事実上の長距離弾道ミサイルを発射した際にも、事前にIMOなどに通告していた。
北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイルを発射すれば、一二年十二月以来となる。
前回は、地球観測衛星「光明星3号」を、運搬用のロケット「銀河3号」で発射する平和的な
宇宙開発だと主張。発射実験について「衛星打ち上げは主権国家の合法的権利行使だ」と
正当性を強調してきた。
北朝鮮の国家宇宙開発局局長は一五年九月に「新たな地球観測衛星開発が最終段階にある」
と述べ、いつでも打ち上げができるとの立場を表明。米当局は先月下旬、東倉里(トンチャンリ)
で弾道ミサイル発射実験の準備を進めている兆候を確認。数週間以内にミサイルを発射する
可能性に言及していた。
◆防衛省などに迎撃弾を配備
日本政府は二日夜、北朝鮮が地球観測衛星の打ち上げを国際機関に通告したことを受け、
警戒態勢を強めた。情報収集を急ぐとともに、北朝鮮に強く打ち上げの自制を求める方針だ。
これに先立ち、中谷元・防衛相は二日午前の記者会見で、ミサイルを迎撃する地対空誘導弾パ
トリオット(PAC3)を防衛省のほか、陸上自衛隊の朝霞訓練場(東京、埼玉)と
習志野演習場(千葉)に配備したことを明らかにした。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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