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★【新・悪韓論】まだ続くコウモリ外交 アングロサクソンの価値観は某3国には通用しない
2016.01.28
「鳥に左右両方の翼があるように、米国とも中国とも同時に親しい『親米で親中』は、なぜいけないのか」
これはおそらく、東アジア関係史に100年ぐらいは残る発言になる。語ったのは、韓国外交省の
林聖男(イム・ソンナム)第1次官だ。16日に東京で開かれた日米韓外務次官級協議の後、
いわば「コウモリ外交のどこが悪い」と韓国人記者団の前で開き直ったのだ。
つまり、朴槿恵(パク・クネ)政権は、これからも米中コウモリ(二股)外交を続けますと宣言したといえる。
思うに、米国はまさにアングロサクソン的論理思考で、(1)東アジアでは、中国を封じ込めるため
日米韓3カ国同盟を強化したい(2)それができないのは、日韓に「慰安婦問題」があるからだ
(3)慰安婦問題さえ解決できれば、すべてうまくいく-と考えたのだろう。
アングロサクソン的思考では「条約」「協定」「合意」…名称が何であれ「約束」は守らなくてはならない。
日本の武士道と同じだ。いや、日本では武士だけではなく、農民、町人も「約束」を重視した。
だから、紙切れに過ぎない「為替」「手形」が、江戸時代に流通したのだ。
しかし、中国と韓国、北朝鮮の「特定アジア3国」は違う。
この現実を、米国中枢はどれだけ苦汁をなめさせられても理解できない。
前述の(1)~(3)の論法で行けば、韓国は慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決」
したのだから、3カ国同盟の一翼を担わなければならない。
だが、現実は「鳥に左右両方の翼があるように…」なのだ。
北朝鮮の「水爆実験成功」との発表に、韓国は慌てふためき、中国に対して、朴大統領と習近平国家主席の
電話会談を申し入れたが、応じてもらえなかった。韓国国防相は、2015年の大みそかに開設した
「中韓ホットライン」を使って、中韓国防相会談を呼びかけたが、中国の国防相は出てこなかった。
つまり、重要な時になったら「居留守外交」で“あしらわれた”のだ。そこまで屈辱を味わっても、
韓国は中国に反抗する意思もないのか。
ないのだ。ないからこそ、政府高官が「鳥に左右両方の翼があるように…」と語っているのだ。
先の「日韓合意」は、多くの日本人にとって「憤懣(ふんまん)やるかたなし」だった。
それでも冷静に見れば、日本国としては手にすべきものは手にした。
一方で、米国の東アジアに対する思惑は早々と潰れた、
韓国という国は、2つの宗主国にどれほどコケにされようと、間を飛び回るコウモリなのだ。
そのうえ、コウモリであることを、何ら恥ずべきことと思っていない。
日本が「なすべきこと」は2つある。
1つは、米国に対して「アングロサクソンの価値判断は『特ア3国』には通じない」と教えることだ。
もう1つは、日本自身が「韓国=属国DNAに染まり切った国」と見限って、その対処方針を確定することだ。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、
政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。
主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「悪韓論」(新潮新書)、「呆韓論」(産経新聞出版)、
「ディス・イズ・コリア」(同)などがある。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)