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★経済再生相の後任に石原元幹事長の起用固まる
1月28日 19時35分
甘利経済再生担当大臣は、事務所が建設会社から現金を提供されたなどと
報じられたことを受けて記者会見し、大臣室やみずからの事務所で現金を受け取って
いたことを認めたうえで、今後の国会審議への影響などを考慮し、閣僚を辞任する意向を
明らかにしました。これを受けて安倍総理大臣は、後任に、自民党の石原元幹事長を
充てる意向を固めました。
甘利経済再生担当大臣は、事務所が建設会社から現金を提供されたなどと報じられたことを
受けて、28日夕方、記者会見し、大臣室やみずからの事務所で、建設会社の関係者からの
政治献金を受け取っていたことを認めたうえで、今後の国会審議への影響などを考慮し、
閣僚を辞任する意向を明らかにしました。
これを受けて安倍総理大臣は、甘利大臣の後任について調整を行った結果、
自民党の石原元幹事長を充てる方針を固めました。
石原氏は、衆議院東京8区選出の当選9回で、58歳。
石原慎太郎元東京都知事の長男で、民放の記者を経て、平成2年の衆議院選挙で初当選しました。
行政改革担当大臣や国土交通大臣などを務めたほか、自民党の政務調査会長や幹事長などの要職を
歴任し、第2次安倍内閣では環境大臣に就任し、除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を
福島県内に建設するため、地元自治体との交渉などに尽力しました。
■首相「停滞あってはならない」
安倍総理大臣は、記者団に対し、「安倍政権は経済再生、経済最優先で取り組んできた。
一刻の停滞はあってはならないと考え、ただちに経済再生担当大臣の後任を決定した。
自民党において、幹事長、政務調査会長といった要職を歴任して政策通であり、そして小泉政権時代、
行政改革担当大臣として突破力を示した石原伸晃さんにお願いした。今後、改革の推進、成長戦略の
実行に石原大臣とともに全力を尽くしていきたい」と述べました。
■石原氏「アベノミクスの流れ確固たるものに」
自民党の石原元幹事長は、午後6時40分ごろ、総理大臣官邸に入り、安倍総理大臣とおよそ10分間、会談しました。
会談のあと、石原氏は記者団に対し、「安倍総理大臣からは、『突然ではあるが、甘利経済再生担当大臣が
辞意を表明され、そのあとを受けて石原、お前がしっかりとやれ』と言われ、謹んで受けさせていただきました」と述べました。
そのうえで石原氏は、「私からはアベノミクスの光が、やっと地方や中小企業にも広がってきた、この流れをしっかりと
確固たるものにしていく、マクロ政策をしっかりやらせていただきたいという話をさせて頂いた」と述べました。
また石原氏は、甘利大臣について、「これまで15年間続いたデフレを払拭(ふっしょく)すべく、経済・財政の
司令塔として内閣でもご一緒させていただいた。体調が十分ではないなか、存分に働いてこられた甘利大臣の
突然の辞任だけに非常にびっくりしたというのが正直なところだ」と述べました。
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