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★【私説・論説室から】「ドル」に逃避する中国人
2016年1月25日
中国が二〇一五年の実質成長率を6・9%と発表した。
だが、これは「高めに操作された数字」という見方が世界の常識だ。
数字の真偽はともかく、中国の景気減速はもはや隠しようがない。
日本で注目を集める「爆買い」もとっくにピークを過ぎた。
たとえば、日本百貨店協会がまとめた外国人観光客の売上高は昨年六月の
前年比4倍増から十二月には38%増まで激減している。
それより、私がもっとも注目しているのは、外貨準備高の急減である。
一昨年六月の三兆九千九百億ドルから昨年十二月には三兆三千三百億ドルまで減った。
これが何を意味するか。中国人が人民元を売ってドルを買いあさっているのだ。
放置すれば人民元が暴落するので、中国人民銀行がドル売り介入して人民元を
買い支えている。だから外貨準備が急減してしまった。
いまや中国人自身が人民元を信頼していない。これこそが中国経済の実情を
なにより雄弁に物語っている。ソ連崩壊の時にロシア人たちが国の将来を悲観して、
ルーブルを売ってドルを買いあさったのと同じである。
ある中国人実業家は「私は昨年春に中国の株をぜんぶ売った」と話していた。
おそらく人民元も相当、売り払っているだろう。
株価が示すように、中国のバブル崩壊が日本に悪影響を及ぼすのは避けられない。
消費税増税はますます難しい。(長谷川幸洋)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
※過去のスレッド(DAT落ち)
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