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★米軍、シリア北東部に空軍基地を設置か
2016年01月24日 08:51 発信地:ベイルート/レバノン
【1月24日 AFP】シリアの軍事・治安当局筋は23日、イスラム過激派組織
「イスラム国(IS)」掃討作戦実施のため、米軍特殊部隊や専門家が
同国北東部に空軍基地の設置を進めていることを明らかにした。
同筋がAFPに語ったところによると、同国ハサカ(Hasakeh)県にあり、
シリア内戦が始まる5年前まで、畑に殺虫剤を撒く農業用機が利用していた
ルメイラン(Rmeilan)飛行場の拡張工事が進められているという。
シリア軍事筋は、同基地では現在「100人近くの米国人専門家」がクルド人
民兵部隊「クルド人民防衛部隊(YPG)」と共に滑走路拡大や施設基盤の
再整備を行っていると述べ、「空軍基地はヘリコプターや貨物機用発着に
使用される予定で、滑走路の長さは現在2.7キロ。機材や兵器を輸送する
準備が整った」と付け加えた。
米国防総省はこの報道を確認していないが、米軍はシリア国内でいかなる
飛行場も掌握していないと述べている。
米中央軍(US Central Command)のパトリック・ライダー(Patrick Ryder)
報道官は、「シリアにおける米軍の作戦規模に変更はない」と述べた上で、
「だが、米軍はシリアで常に後方支援や人員救出補助の効率向上を模索
している」と付け加えた。
バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は昨年10月、シリアでISと地上戦を
行う地元部隊の助言役として、最大50人の特別作戦部隊員の配置を許可した。
シリア軍事筋は、米軍がルメイラン空軍基地で「過去3か月以上」工事を行って
いると述べた。
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