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★中国GDPに欧米から懐疑の声続々「誇張されている」「実際の成長率は4%」
2016.01.20
2015年の実質国内総生産(GDP)が前年に比べ6・9%増と25年ぶりの
低水準となった中国。ただ、この数字にも懐疑的な声が海外メディアなどで出ている。
「中国の成長率データ あなたは信用しますか?」という見出しで報じたのは
英BBCニュース電子版。「中国の成長率が誇張されていることはみんな知っている。
政治的なジェスチャーとして、7%程度成長しているとを信じさせなければならない」
とする香港のエコノミストの見解を紹介、「中国の成長率データは100%正確とは
決して言えず、財政運営ではいまだ発展途上国だ」と断じている。
米CNBCは「実際の成長率は4%」とする投資アナリストの発言を報じた。
また、16年の成長率は6・5%程度を掲げるとみられるが、米経済誌フォーブス電子版は
「最も懐疑的なエコノミストは16年の成長率は3%とみている」としたコラムを掲載している。
「世界の工場」ともてはやされた中国だが、需要無視の過剰生産や過剰在庫で製造業が不振で、
GDPと同時に発表された2015年の工業生産は14年の8・3%増から2・2ポイントも下降した。
習近平指導部は経済成長の中心を、所得向上を背景にした個人消費やサービス業に移行させる方針。
だが、中国のサービス業は金融関連が占める割合が大きく、昨年来の株価急落や不動産市況の
低迷による打撃も大きいとみられる。
高額な個人消費の代表格である新車販売は昨年8月まで5カ月連続で前年の水準を下回った。
大和総研の斎藤尚登主席研究員は「消費は底堅い印象はあるものの伸びは弱くなっており、
景気のけん引役が見当たらない状況だ」と指摘する。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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