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★補助金不正受給か 業者ら逮捕
長野市で水産物の販売などを行っていた会社の元会長らが、佐渡市に加工場を整備した際、
市にうその書類を提出し、水産事業の振興策として交付された補助金２０００万円余りを不正に
受給していたとして逮捕されました。
逮捕されたのは長野市で水産物の販売などを行っていた「ビッグフィッシャー」の元会長、
小山田正樹容疑者（４８）ら３人と新潟市西区の設備会社の元社長菊田正和容疑者（５６）の合わせて４人です。
警察の調べによりますと４人は３年前、佐渡市に水産加工場を整備した際、国と市から交付された多額の補助金を
不正に受給したとして、補助金適正化法違反の疑いが持たれています。
４人が受給したのは国から離島に交付された補助金を佐渡市が水産物の振興策として活用していたもので、
事業者にかかった費用の６割を行政側が負担する仕組みになっています。
警察によります４人は加工場を整備した際の内装費や設備費などを水増し、本来よりも２倍近くかかったとする
うその書類を佐渡市に申請して２３００万円ほどを不正に得ていたということです。
「ビッグフィッシャー」は加工場の整備から１年後のおととしに東京地方裁判所に破産手続きを申請し、すでに倒産して
いるということで警察は不正に得た金の使い道などを調べることにしています。
事件を受けて佐渡市の甲斐元也市長が会見し、不正を見抜けなかったことを受け今後、補助金の申請事業者への
審査を徹底していきたいと述べました。
会見の中で甲斐市長は情報提供を受けて市として改めて「ビッグフィッシャー」の見積もりを調べ、不正受給を確認したと述べました。
その上で「当初の段階で精査が甘かったことは事実だ。見抜けなかったことを反省している」と述べました。
そして事業者が意図的に不正を行った際、見抜くことは難しいとしながらも、今後補助金の申請事業者への審査を
徹底していきたいと述べました。
01月13日 17時55分
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)