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★「爆買い」ラオックス社長を書類送検 客急増対応で中国人留学生を不法就労容疑 大阪府警
2015.12.25 19:37
許可された時間を超えて中国人留学生を働かせていたなどとして、大阪府警外事課は25日、
入管難民法違反(不法就労助長)などの容疑で、免税店大手「ラオックス」(東京都港区)の
羅怡文(ら・いぶん)社長(52)と、法人としての同社を書類送検した。調べに対し、
羅社長は「責任を感じている」と容疑を認めている。
また、府警はこれまでに同法違反容疑で、ラオックス大阪道頓堀店(大阪市中央区道頓堀)
元店長の男(50)ら同社の関係者3人を逮捕し、同社幹部を含む6人を書類送検した。
「爆買い」に代表される中国人観光客の急増に対応するため、不法状態と知りながら
働かせていたとみている。
羅社長の送検容疑は、平成26年6月~今年9月、大阪道頓堀店など大阪市内の店舗で、
週に28時間の法定上限時間を超えて中国人留学生を働かせ、不法就労を助長したとしている。
府警によると、逮捕された元店長の男らは、大阪・ミナミの複数の店舗で、求人広告や
口コミを通じて接客担当の中国人留学生を募集。「仕事量が増えて人手が足りなかった。
利益追求のためだった」などと供述しており、その後に処分保留で釈放された。
留学生は長期休暇以外は週28時間以内しか就労できないが、中には週60時間以上勤務
していた留学生もいたという。府警は不法就労していたとして20代の留学生4人を
同法違反容疑で逮捕、11人を書類送検した。
府警によると、本社から各店舗に「外国人客への対応で利益を逃さないように」などと
指示していたとみられる。
ラオックスは「(羅社長の書類送検を含め)事実関係を確認中だが、再発防止策はすでに
取っている」などとコメントしている。
URLリンク(www.sankei.com)