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★高田健さんらが韓国「第3回李泳禧賞」を受賞
週刊金曜日 12月25日(金)10時21分配信
12月3日、韓国・ソウルで「第3回李泳禧賞」(主催・李泳禧財団)授賞式が開かれた。
故・李泳禧氏は、行動する言論人として、韓国の軍事独裁政権を批判するなどし、
5回の投獄、記者、教授職を計4度解職されながらも闘い続けた。
同賞は「真実を明らかにし、時代の偶像を打破することに生涯を捧げた」李泳禧氏の精神を
継承・実践することを目的として創設。本年は、高田健さん(「許すな!憲法改悪・市民連絡会」
事務局長)とキム・ヒョスンさん(『ハンギョレ新聞』元論説委員)の二人が共同受賞。
高田さんは、自身「2015年安保闘争」と呼ぶ、戦争法案反対運動をはじめ、20年以上に
わたる護憲運動が評価された。
「自分がこの賞をいただいていいのか?」と戸惑いながらも、受賞は韓国市民社会との
“連帯の証”と、知人から背中を押されて韓国に来たという高田さん。先日、事務局長を務める
「九条の会」がノーベル平和賞候補に挙がりながらも、受賞に至らなかったことに触れ、
「李泳禧賞をいただくことは、ノーベル平和賞をもらうよりも、本当にうれしい」と
述べると会場からは、笑いがこぼれた。
キム・ヒョスンさんは、著書『祖国が捨てた人々―在日同胞留学生スパイ事件の記録』
(日本未出版)で、軍事政権時代に引き起こされた日韓をまたぐ冤罪事件の真実を
暴いたことなどが受賞理由。
(弓削田理絵・編集部、12月11日号)
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