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★【竹島上陸記】竹島に日本人が行けるのか? パスポート見るなり「チケット売り切れだ」
2015.12.16
韓国が、島根県・竹島(韓国名・独島)を不法占拠して62年になる。
隣国は、事あるごとに「わが領土」「故郷の島」などと大騒ぎしてナショナリズムをあおっているが、
現在、竹島はどうなっているのか。韓国に留学経験がある気鋭の女性ジャーナリストが、
日本人を遠ざける国境の島の直撃取材に挑戦した。
「日本人が行けるのか?」
これが、私が竹島を訪ねたいと告げたときに、韓国の友人たちが最初に口にした言葉だ。そして、続けた。
「あそこは韓国人の中でも愛国心が強い人が行くところだから、気を付けた方がいい」
過剰ともいえる友人らの反応に、「いくらなんでも大げさだろう…」と独り言をいいながら、
日本海沿岸の港町、浦項(ポハン)からフェリーに乗り込んだ。
3時間船に揺られて、竹島訪問の拠点である鬱陵(ウルルン)島に到着した。
港で出迎えたのは100は優に超える無数にはためく太極旗。高揚する愛国心を抑えられないのだろうか、
周りの韓国人は船上にいるときから、恍惚(こうこつ)の表情で国旗を見つめていた。
「チケットは売り切れだ!」
韓国の友人たちが忠告した通り、竹島訪問はさっそく困難に直面した。チケット売り場で行き先を告げると、
販売員はいったんは竹島行きフェリーの席を確保した。にもかかわらず、日本のパスポートを見せた途端、
態度を豹変(ひょうへん)させたのだ。
「さっきは、あるって言ったじゃないですか」
あからさまな嘘に私はハングルで食い下がったが、無駄だった。対応した販売員は次のように、冷たく言い放った。
「日本人は行けない。2年ほど前、日の丸を持った日本人が乗り込んで大騒ぎになった。
どうしても行きたいなら、警察に届けないとダメだ」
こんなことで諦めがつくわけがない。日本からはるばる、飛行機と船を乗り継いで、
3日もかけてここまで来たのだ。
わらにもすがる思いで隣接する警察署に駆け込んだ。突然、現れた日本人に警察官たちは、目が点…。
経緯を説明してもやはり「無理だ」の一点張りだ。それでも食い下がると、警察官は不審な視線を向けてきた。
「国旗は持っていないか?」
「日の丸」を忍ばせていないか、私のカバンの中を調べ始めた。パスポートまでコピーし、
ひとしきり調べ終わると警察官が「俺に着いてこい!」という。指示されるままに後を追うと、
先ほどのチケット売り場に来た。どうやら、警察官がフェリー会社に話をつけてくれたらしい。
「日本語を話すなよ」
いよいよ乗船というとき、警察官がこうクギを刺した。
その言葉の意味を、私は後で思い知ることになる。
■松庭直(まつば・なお) 大学卒業後、韓国・高麗大学に留学。大手出版社の編集記者を経て
フリーフォトライターに。得意分野は「韓流アイドル」から社会問題まで、韓国にまつわる森羅万象。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)