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★文科省 三省堂以外の教科書会社再検証を通知
12月11日 13時04分
教科書を作成している三省堂が小中学校の校長などに検定途中の教科書を閲覧させたうえで
現金を渡していた問題で、文部科学省は、ほかの教科書会社で同じような行為がなかったか
どうか改めて検証し、文書で回答するよう、１１日、各社に求めました。
この問題では、三省堂が平成２１年から去年にかけて小中学校の校長などを集めた意見交換会を
７回開き、外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を閲覧させたうえで、合わせて
５３人に現金５万円を渡していたことが明らかになっています。
ほかの教科書会社でも同じような行為がなかったか、文部科学省は、各社で作る「教科書協会」を
通して点検を求めていましたが、１件も確認されなかったと報告されています。ところが、ＮＨＫが取材
したところ、複数の会社の社員が検定途中の教科書を教員に閲覧させたり、謝礼を渡したりしている
と証言しました。
このため、文部科学省は１１日、小中学校の教科書を作成している三省堂以外の２１社に直接通知し、
同じような行為がないか改めて検証して、来月２０日までに文書で回答するよう求めました。
再検証では、検定期間中か採択期間中かなどにかかわらず、すべての活動を点検し、
不適切な行為があった場合は詳しく報告するよう求めています。
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)