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★ 外交専門家も警鐘 中央アジアに「第2のイスラム国」ができる
中央アジアに「第2イスラム国(IS)」ができるかもしれない―。そんな恐ろしい噂が広がり始めた。
ロシアによる空爆が激しさを増す中、シリアとイラクで活動していたIS戦闘員たちが、別の国へ逃げ出し、
逃亡先として挙げられているのが、破綻国家や独裁国家がひしめく中央アジアというのだ。
すでにキルギスでは今年7月にテロを計画したとして、ISの戦闘員6人が殺害されている。
「第2イスラム国」ができる土壌は十分にある。
元外務省主任分析官の佐藤優氏はラジオ番組「くにまるジャパン」(文化放送)でこう言っていた。
<(IS戦闘員が)逃げる先はキルギスとタジキスタン。破綻国家であるとともに、高い山がある。
アフガニスタン(の紛争)で明らかなように、山に逃げると掃討は不可能。
そこに第2イスラム国をつくって、それが新疆ウイグル地区にのびてくる>
<そうなれば、中国で本格的にイスラム国家をつくる動きがでてきて、巨大なテロに発展していく。
日系企業や日本人観光客が巻き込まれる可能性が格段に高くなる。
こういうことが半年か1年先に起きるかもしれない。それぐらい緊張感を持っている状況にきています>
背筋が凍る話だが、今や何が起きても不思議じゃない。
仮に中央アジアに「第2イスラム国」がつくられれば、当然、日本にも影響が出るだろう。
■安倍政権が“バラマキ外交”したばかり
中央アジアといえば、先月、安倍首相が5カ国を歴訪し、“バラマキ外交”を行った場所だ。
キルギスには約136億円、タジキスタンには約9億円もの政府開発援助(ODA)を約束してきた。
こうした国とISが手を結ぶような事態になれば、“ジャパンマネー”がISの活動を助けることになりかねない。
元外交官の天木直人氏はこう言う。
「かつてのODAは原則として、プロジェクトの中身がわかるものにしか援助しませんでした。
しかし、今は安倍官邸の思惑のもとで進められていて、内容や実態がはっきりしないものも少なくありません」
安倍首相はIS掃討どころか、拡大にカネを使うことになる。これが「地球儀俯瞰外交」の中身なのである。
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