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★クリミア半島で大規模停電 ロシアが非常事態宣言
11月22日 23時41分
ロシアがウクライナから併合したクリミア半島では、22日、ウクライナ本土からの
送電が止まっていて、ロシア政府は非常事態を宣言しました。
ロシアが去年3月に併合したウクライナ南部のクリミア半島では、22日未明から、
ウクライナ本土からの送電が止まっていて、全域で大規模な停電となっています。
これを受けて、ロシア政府は、クリミアに非常事態を宣言して、ガスやディーゼル
などの予備の発電機を動かして電力の確保に当たっています。
地元のメディアによりますと、停電でおよそ190万人が影響を受けていますが、
主要な空港での航空機の発着や、ロシアからの物流を支えるフェリーの運航は
通常どおりだということです。
停電の原因については、ロシアによるクリミア併合に反対するウクライナの
民族主義グループが20日に送電線の支柱を爆破したため、送電システムに
問題が起きたとの見方が出ています。
クリミアは、ロシアによる併合のあとも、ウクライナから電力供給を受けてきましたが、
停電が長引いて影響が広がれば両国の間の新たな対立につながることが懸念されます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
★クリミアで送電ケーブル爆破、大規模停電で非常事態宣言
2015年11月22日 17:09 発信地:モスクワ/ロシア
【11月22日 AFP】昨年ロシアに併合された黒海(Black Sea)北岸のクリミア
(Crimea)半島で22日、ウクライナから電気を送る主要送電ケーブルが爆破されて
大規模な停電が発生し、非常事態が宣言された。送電ケーブルに対する攻撃はここ数日で2度目。
ロシア非常事態省のクリミア支部が発表した声明によると、22日午前0時25分
(日本時間同日午前7時25分)ごろ、ウクライナからクリミアへの送電が途絶えたという。
クリミアは電気をウクライナに依存している。
クリミア当局は、高圧線用の鉄塔2基が破壊されたが、発電装置によってシンフェロポリ
(Simferopol)とヤルタ(Yalta)、サキ(Saki)の一部で電力を復旧したと述べた。
これに先立つ20日には他の主要送電ケーブル2本が爆破されていたため、今回の攻撃により
クリミアが電力不足に陥るのではないかとの不安が高まっている。ウクライナの独立系
通信社UNIANは、クリミアまで敷設されている送電ケーブルのうち2本が19日夜から20日
にかけて攻撃を受けたと伝えた。
ロシア非常事態省は「クリミアの指導者の決定により、同半島に非常事態が宣言された」
と述べ、医療機関などの重要施設では発電装置で電気をまかなっていると付け加えた。
ロシア国営タス通信(TASS)はクリミア当局者の発言として、ディーゼル発電装置と、
風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーを利用しても、電気供給量は需要の
半分にとどまる恐れがあると伝えた。
URLリンク(www.afpbb.com)