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★韓国の慰安婦像「撤去できない」 支援団体が会見
編集委員・北野隆一、武田肇2015年11月22日23時27分
韓国の元慰安婦の支援団体「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」(挺対協)の
尹美香(ユンミヒャン)・常任代表が22日、東京都内で記者会見した。
ソウルの日本大使館前に挺対協が2011年に設置した慰安婦の被害を象徴する
「少女像」について、「撤去すべきかどうかは被害者が考えること。撤去の要求は
解決の意思がないということだ」などと批判し、撤去する考えがないと明らかにした。
少女像をめぐっては、日韓首脳会談で安倍晋三首相が慰安婦問題の早期妥結の
条件として韓国側に撤去を求めたとされる。
尹氏は挺対協の結成25周年の集会のために来日した。日韓両首脳が慰安婦問題の
早期妥結で合意したことについては「内容のある加速化であれば歓迎する」とし、
日本政府が旧日本軍の慰安婦について「国家による過ち」と認めることが最も重要
だとした。また高齢化する生存者47人のうち意思疎通ができるのは約30人だといい、
「一人でも多く『これで日本政府を許すことができる』と言えるうちに措置をとってほしい」と求めた。
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講演する尹美香・韓国挺身隊問題対策協議会常任代表=東京都千代田区の在日本韓国YMCA、北野隆一撮影
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