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★ロヒンギャ族、群馬集住を継続…人権改善望めず
2015年11月22日 12時29分
ミャンマーの総選挙で20日、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主連盟(NLD)が
上下院の約6割の議席を占めることが確定したが、群馬県館林市に集住するロヒンギャ族は、
引き続き市内にとどまる考えだ。
NLDの勝利で、軍が実権を握ってきた同国で歴史的な政権交代が実現する見通しだが、
ロヒンギャ族にミャンマー国籍を認めるなど、人権を巡る状況の改善が望めないためだ。
在日ビルマロヒンギャ協会のカン・モハメド事務局長(46)が明らかにした。
ミャンマーでは1990年の総選挙でもNLDが圧勝したが、軍政は政権を委譲しなかった。
館林市のロヒンギャ族には当時、民主化を期待して、ミャンマー国内でスー・チー氏支持の運動に関わった後、
軍政当局の抑圧から逃れるために出国した人が多い。モハメド事務局長もその一人で、「今回の選挙結果はうれしい」と喜ぶ。
ただ、スー・チー氏は今回の選挙期間中、ロヒンギャ族の問題に関して表だった発言をしなかった。
当選後も、「私はこの国のすべての人を守る」(英BBC放送のインタビュー)などと述べるにとどまり、明確な発言を避けている。
モハメド事務局長は、「スー・チー氏の言う『すべての人』にロヒンギャ族も含まれていると信じる」としつつ、
「長年行われている抑圧が解けるには時間がかかる。我々が一つの民族として国籍を認められなければ、
帰ることは難しい」と述べ、現在の暮らしを続ける姿勢を示した。
日本で生活を続けるにあたって懸念するのは、今月13日にパリで発生したイスラム過激派組織
「イスラム国」による同時テロなどを受け、イスラム教徒への反感が高まることだ。モハメド事務局長は、
「イスラム教の教義は殺人を許さない。地域住民と積極的に関わることで、不安を取り去りたい」と話した。
12月上旬には、市内のロヒンギャ族と地域の日本人住民らとの初めての交流会が、
イスラム教の礼拝所・モスクで行われる予定だ。
ロヒンギャ族 バングラデシュとの国境に近いミャンマーのラカイン州を中心に住むイスラム系少数民族。
約80万人いる。仏教徒の多い同国では「不法移民」と見なされ、1982年に制定された国籍法で
国籍を剥奪された上、移動や結婚も制限されるなどの差別を受けている。今年5月、インドネシアなどに
ロヒンギャ族の密航船が相次いで漂着し、国際問題となった。在日ビルマロヒンギャ協会によると、
日本国内に約230人、そのうち約200人が館林市に住んでいる。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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