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★中国首相 南シナ海問題で「介入国あるが役に立たず」
11月22日 8時06分
中国の李克強首相は、２１日にマレーシアで行われたＡＳＥＡＮ＝東南アジア諸国連合との
首脳会議の中で、南シナ海の問題について、「さかんに介入してくる国があるが各国の役に
立っていない」と述べてアメリカなどをけん制し、２２日の東アジアサミットでも、こうした立場を
表明するものとみられます。
これは、中国国営の新華社通信が、２２日未明に伝えたものです。
それによりますと、マレーシアを訪れている中国の李克強首相は、２１日に行われたＡＳＥＡＮとの
首脳会議の中で、「本来ならば当事国どうしが直接話しあって解決すべき南シナ海の問題において、
航行の自由といった問題があおられ、ひいては、さかんに介入してくる域外の国がある。
このことは、各国の役に立っていない」と述べ、一連の会議で南シナ海の問題を取り上げている
アメリカや日本などをけん制しました。
そのうえで、李首相は、ＡＳＥＡＮ各国に対し、「違いを残しながらも、共通点を見い出してこそ、
対立は小さくなる」と述べ、貿易促進やインフラ投資といった経済分野での協力強化を呼びかけたということです。
２２日、マレーシアでは、安倍総理大臣や、アメリカのオバマ大統領、それにＡＳＥＡＮの首脳が出席して、
ＥＡＳ＝東アジアサミットが開かれますが、李首相はその場でも、こうした中国側の立場を表明するものとみられます。
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