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★＜戦後７０年＞韓国残留日本人妻 支援を
戦時中や戦後間もなく、朝鮮人男性の妻として朝鮮半島に渡った日本人女性を
保護する韓国の福祉施設「慶州ナザレ園」を支援する秋田市の日本舞踊松島流
参与・松島啓昇さん（７３）が２０日、同市でチャリティー講話を行った。
反日差別や朝鮮戦争の混乱などで一人きりとなり、貧困の中を生きてきた女性たちの
思いを伝える話に、市民約５０人が聞き入った。
松島さんは１９８６年、慶州ナザレ園協力会を設立した。園の存在を知った当時を
「女性たちの苦労を思うと居ても立ってもいられなくなった」と説明。同年２月に初めて
園を訪れ、入所者たちに「こうしてお目に掛かったからには、生きている限りお手伝い
させていただきます」と誓ったことを明かした。
慶州ナザレ園は、貧しさから盗みなどの犯罪を繰り返す日本人女性がいることを
知った牧師の故金龍成氏が７２年、韓国・慶州市に創設した。金氏について松島さんは
「国賊と呼ばれても信念を通した愛と勇気を持った方」と紹介した。
講話会は慶州ナザレ園協力会が主催。集まった協力金約２５万円は、
１２月に松島さんが園を訪れて届ける。
2015年11月21日土曜日
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