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★【ニッポンの新常識】「カミカゼ」は一般市民を標的にはしていない 自爆テロと同一視する報道に嘆息
2015.11.21
フランスの首都パリで13日夜(現地時間)、同時多発テロが起き、129人の方が亡くなり、
350人以上の負傷者が出た。犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、傷ついた方々の一日も早い回復を願っている。
パリは昔から西洋文化の象徴といえる華やかな街である。芸術家、作家、デザイナー、モデル、料理人など、
西洋文化の一翼を担う人々は修業時代、一様にパリを目指す。現代音楽と演劇はニューヨーク、
バレエはモスクワが聖地かもしれないが、総合的に考えれば、パリこそが西洋文化最大の聖地といえる。
米国を代表する作家アーネスト・ヘミングウェーも青年時代をパリで過ごした。
最晩年、「若者時代にパリに住む機会に恵まれた者は、その後どこへ移り住んだとしても、
常に心の中にパリは留まるだろう」との言葉を残している。
世界中からアーティストの卵を寛大に迎え入れ、インスピレーションを与えて成長させる不思議な力がパリにはある。
同時に、芸術性と国籍は無関係であることを、パリは率先して世界に示してきた。
ゴッホやモネ、ドガなどの西洋画家は、浮世絵の影響を強く受けた名作を残しているし、
ルイ・ヴィトンの定番の柄の1つであるダミエ模様は、日本の市松模様がモチーフである。
西洋文化の聖地であるパリに対して、文化や文明とは対極にある、卑怯で卑劣なテロが行われたことが、
西洋人の1人として本当に許せない。
戦争は人間同士が殺し合う忌むべき行為だが、残念ながら人類は、21世紀となった現在も戦争を放棄できていない。
20世紀に起きた二度の世界大戦は、数多くの一般市民を巻き込む悲惨極まりないものだった。
国際社会はこのため、戦争を死を覚悟した正規の軍人が一定のルールの下で戦うものにしようと、努力を続けてきた。
一般市民を無差別に攻撃するテロリストは、人類の願いと努力を水泡に帰そうと試みる、世界共通の敵である。
今回、海外の報道を見ていて残念だったのは、複数の有名メディアが、IS(イスラム国)による自爆テロを「カミカゼ」と表現したことだ。
大東亜戦争における日本軍の神風特別攻撃隊は、あくまでも交戦中の敵軍の空母や戦艦などを標的にした。
何の関係もない一般市民を狙った卑怯で卑劣な自爆テロとは完全に性質が違う。
西洋人の多くが、日本を理解していない証拠ともいえる報道に接し、今回のテロ事件は二重の意味で悲しかった。
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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【パリ同時テロ】特攻隊は「テロリストとは違う」「戦友への侮辱だ」 仏報道に88歳元隊員憤り [11/18]
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