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★北朝鮮の人権非難決議案、国連委で採択
2015年11月20日 11時03分
【ニューヨーク＝水野哲也】国連総会で人権問題を扱う第３委員会は１９日、
北朝鮮の人権状況を非難する決議案を賛成１１２、反対１９、棄権５０で採択した。
決議案は日本と欧州連合（ＥＵ）が主導した。同趣旨の決議採択は１１年連続。
決議案では、安全保障理事会が昨年末、北朝鮮の人権問題に関する初めての
公式会合を開催したことを歓迎し、引き続きこの問題を議論するよう奨励。
昨年に続き、北朝鮮による人権侵害を「人道に対する罪」と非難し、
国際刑事裁判所（ＩＣＣ）への付託を安保理に促した。
また、日本人拉致被害者の問題が早期に解決されることに期待感を表明した。
採決では、北朝鮮のほか、中国、ロシアなどが反対した。
決議案は１２月の国連総会本会議で正式に採択される見通し。
日本の吉川元偉国連大使は「大きな賛成票を取れたので、これを本会議での採択につなげたい。
年内にぜひこの問題を安保理で議論してほしい」と話した。
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