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★パリ同時テロ 背景に欧州への移民一大勢力で悪循環
[2015年11月14日12時4分]
パリで13日に起きた同時多発テロの全容はまだ不明だが、犯人がアラー(神)を
たたえるイスラム教の言葉を叫んでいたとの証言から、これまでもフランスでテロを
起こしたイスラム過激派が関与した可能性が高い。周到に準備した様子がうかがえ、
欧州でテロの脅威が深刻化していることが浮き彫りになった。
欧州では今年に入ってイスラム過激派のテロが続いている。1月にはパリの週刊紙本社
への銃撃などで計17人が死亡。2月にはデンマークで風刺画家らがいたカフェと
ユダヤ教会堂が銃撃され、市民2人が犠牲になった。銃撃や人質事件を組み合わせた
今回の手口は、前回のパリのテロを想起させる。
欧州にとって地中海の対岸にある中東の紛争や政情不安は決して“対岸の火事”ではない。
過激派組織「イスラム国」はインターネットで国境を越えて過激思想を拡大。
欧州の若者を感化する影響力がかつてなく高まっていることは、
1月のパリのテロで如実に示された。
欧州各国では、長年にわたって受け入れてきた移民が一大勢力となり、
これに極右勢力が反発。相互不信が深まる中、疎外感を味わう移民系の若者が
過激派に引き寄せられる悪循環が続く。欧州への移民の大量流入に対する拒否反応も、
融和を求める声をかき消す一因となっているのが実情だ。(共同)
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