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★閲覧履歴の不正追跡 フェイスブックに判決
11月10日 9時55分
ベルギーの裁判所は、世界最大の交流サイトを運営する、アメリカのフェイスブックが
ユーザー登録をしていない個人のインターネットの閲覧履歴を不正に追跡しているとして、
48時間以内にこの行為をやめなければ、多額の罰金を科すとする判決を下しました。
ベルギーではことし6月、フェイスブックがユーザー登録をしていない個人のインターネットの
閲覧履歴を、本人の同意を得ずに不正に追跡しており、個人情報保護法に違反しているとして、
独立した監視機関の「プライバシー保護委員会」が裁判所に訴えを起こしました。
審理を進めていたベルギーの裁判所は9日、訴えを全面的に認め、フェイスブックに対し、
48時間以内にこの行為をやめなければ、1日当たり25万ユーロ(日本円でおよそ
3300万円)の罰金を科すとする判決を下しました。
フェイスブックによる個人情報の取り扱いを巡っては、ドイツやオランダなどでも、
プライバシーに関わる情報の管理が不適切だなどとして、当局が調査に乗り出しています。
インターネットを通じた交流やビジネスが拡大を続けるなか、ヨーロッパでは個人情報の保護を
強化する動きが広がっていて、先月もアメリカの企業がEU=ヨーロッパ連合の域内で得た
個人情報を本国に転送することを認めた協定について、EUの裁判所が無効だとする判断を下しています。
ベルギーの裁判所の判決を受けてフェイスブックは声明を出し、「閲覧者を追跡する機能は世界中の
15億人の利用者を保護するために5年以上前から使用している。この判決によってベルギーで
フェイスブックのアクセスに混乱が起きないように努めている」として、上訴する方針を明らかにしました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)