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★中国、今度は人民元切り上げIMF意識、「相場の上下」演出か
2015.11.30 6:19
中国人民銀行(中央銀行)は2日、上海外国為替市場で人民元取引の目安となる対ドル
基準値を切り上げて、前週末終値比0.54%高の1ドル=6.3154元に設定した。
ただ、人民銀行は8月に基準値を2日間で計4%近く切り下げる措置をとり、
「輸出支援目的」と批判されたばかりだった。
その後、元安は抑制する姿勢を続けたが、2日の切り上げでは、11月にも国際通貨基金
(IMF)によって判断される「特別引き出し権(SDR)」算定基準通貨への「人民元」
入りを意識し、市場実勢を反映する相場の上下を演出する狙いがあったとみられる。
中国はSDRへの採用で元の信用力が高まり、各国の外貨準備に元建てが増えることなどで、
元の国際化と発言力の強化を狙う。
2日の基準値引き上げによる切り上げ幅は、中国が通貨制度改革に着手した2005年
7月以来、1日として最大という。人民銀行の指示とみられる国有商業銀行による
ドル売り元買いなどで一時、前週末終値比で0.6%を超える元高となった。
上海外為市場では人民銀行が営業日ごとに定める基準値の上下2%ずつまでしか、
1日当たりの変動が認められない“官製相場”がなお続いている。(上海河崎真澄)
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