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★中国に乗り込む米司令官は海軍きっての“タカ派” 南シナ海問題で「警告」の構え
2015.11.02
米太平洋軍のハリス司令官が2日、南シナ海で国際法無視の暴挙を繰り返す中国に乗り込む。
米海軍屈指の“タカ派”として知られるハリス氏は、人民解放軍高官と会談して、
中国による岩礁の勝手な軍事基地化などについて、怒りの“警告”を発する構えだ。
南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島をめぐっては、米国が「フリーダム・オブ・
ナビゲーション(航行の自由)」作戦を展開している。中国が「領海」と強弁する人工島周辺の
12カイリ(約22キロ)以内にイージス駆逐艦「ラッセン」を派遣し、監視・哨戒活動を実施している。
ハリス氏はこの作戦立案に深く関わっており、中国側と踏み込んだやりとりを行うとみられる。
ハリス氏は今年5月、太平洋艦隊司令官から、在日米軍などを統括する重要ポスト・太平洋軍
司令官に昇格した。米海軍内きっての“タカ派”で、オーストラリアで同3月に講演した際には、
中国について「浚渫(しゅんせつ)船とブルドーザーで、砂による万里の長城を数カ月にわたり
築いている。前代未聞の埋め立て行為だ」といい、共産党独裁国家の無法行為を一刀両断した。
ハリス氏は神奈川県横須賀市生まれ。父は第2次世界大戦にも従軍した米海軍の軍人、
母は神戸市出身の日本人だ。日系人初の海軍大将、太平洋軍司令官で、まさに日米同盟の
「絆」を象徴するような人物だ。
また、ハリス氏の上司であるカーター国防長官も1日からの韓国訪問にあたり、
毅然とした姿勢を見せている。
韓国到着前の専用機内で、南シナ海情勢について「ルールに基づく安全保障秩序の維持
(が米国にも重要だ)」といい、「地域の多くの国々が米国との防衛協力の強化を求める
ようになっている」と記者団に語った。
カーター氏は2日、韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と会談した。南シナ海問題について、
同盟国ながら明確な姿勢を示さない、朴槿恵(パク・クネ)政権を事前にけん制したようだ。
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