15/11/02 14:14:04.55
★SEALDsは恋人を守らないのか
皆川豪志編集長
国会前で騒いでいたSEALDs(シールズ)の皆さんですが、テレビのニュース的にはすっかり
あきられたと思っていたら、民主党や共産党が「今後も共闘したい」などと言い出しています。
こんな誘いに乗って利用されるよりも、日常に戻って、まともな本の2、3冊でも読んでくれたらいいのですが。
■九条があれば、強盗なんて来ません
あの騒動から1カ月以上が経ち、改めてお聞きしたいのですが、SEALDsの学生さんたちは自宅に鍵をかけているのでしょうか。
「それは個別的自衛権だからかける」くらいの理屈は言ってほしいですが、例えば近所で強盗や空き巣などの物騒な事件が
相次いだとします。そのとき、自治会で対策会議のようなものが開かれたとしたら、SEALDsの皆さんはどんな発言をするのでしょうか。
と言っても、親元にいてよくわからないお子様も多いでしょうし、一人暮らしでも隣人とあいさつも交わしたこともない方も
多いかもしれません。想像で結構ですが、おそらく自治会の人たちからは「警察の警備をもっと強化してほしい」とか、
「自治会でも交代で見回りをしよう」なんて声があがると思います。そのとき、SEALDsの学生さんたちは胸を張って
こう答えなくてはなりません。
「警察官は強盗と乱闘になったら命を落とす危険性があるので来るべきではない」
「見回り中に自分が事件に巻き込まれる可能性があるから参加しない」
それだけなら近所の方は、「変わった学生さんだな」「自分勝手な子だな」と苦笑するだけかもしれませんが、
SEALDsとしてはさらに、きっぱりとこう言わなくてはなりません。
さあ、いよいよ周囲のみなさんは、ドン引きです。大変な奴が近所に住んでいたことがわかり、
強盗よりも不気味に思われるでしょう。それでもSEALDsは自らの思想信条にのっとり、大人たちに負けてはいけません。
ラップ調で太鼓を叩きながら、ボルテージを上げてください。「ゴートー反対!ケンポー守れ!キュージョー守れ!」…。
もう少し、集団的自衛権の話題に踏み込もうかと思いましたが、馬鹿らしいのでやめます。
ここで自治会の人たちが話し合っているのは、「自分たちが強盗をする」という話ではなく、
「強盗が来たらどうするか」という話なのですが、「説明が足りない」のかもしれません。
「若者なのに政治に関心がある」ともてはやされたSEALDsのみなさん、気を悪くされたらごめんなさい。
ただ、私はそれだけで素晴らしいとは決して思えないのです。関心を持ったら、声を上げる前にまず勉強してほしいと思います。
自分たちを持ち上げてくれるマスコミや無責任な野党の意見だけでなく、関連する書籍を賛否両論含め読んでほしいのです。
そして、身近な問題に置き換えて考えてほしいと思うのです。
こんなことは無いに越したことはないのですが、例えば、あなたの彼女が、彼氏が、友達が、家族が、何の罪もないのに
誰かに殺されそうになったとき、危害を加えられそうになったとき、どうするでしょうか。「誰か」というのは、
戦争中であれば外国人かもしれませんし、平時であれば日本人の輩かもしれません。でも状況は同じなのです。
そのとき、戦うのか、逃げるのか、だれかに助けを求めに行くのか。身近な愛する人の顔を思い浮かべて真剣に考えてほしいのです。
それでも「憲法九条を読み上げる」と言うのなら、どうぞ読み上げてください。(皆川豪志)
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