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★冊封儀式の廃止呼びかけ きょう那覇市でデモ
2015年10月31日 八重山日報
公正と信義を取り戻す市民の会（田野まり子代表）が30日午後、県庁で記者会見を開き、
首里城まつりで毎年行われている冊封儀式を廃止させようと呼びかけ、31日午前10時に
那覇市首里で行われるデモ行進への参加を告知した。
冊封儀式は、琉球国王が代わる際に、当時の中国（明、清）の使者（冊封使）が
琉球国の王位を認め、任命する即位式。
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左から、公正と信義を取り戻す市民の会の上原さん、田野代表、中山さん＝30日午後、県庁
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★首里城祭で冊封儀式を再現
琉球王国時代の伝統行事などを紹介する祭りが３１日から那覇市で始まり、首里城では、
冊封儀式と呼ばれる中国からの使者を迎えて行った新たな国王の任命式が再現されました。
再現されたのは琉球王国の時代に中国の皇帝から派遣された使者が新たな国王を任命する際に
行った冊封儀式と呼ばれる式典で、はじめに、中国の使者たちが守礼門をくぐって首里城へ向かいました。
首里城正殿の前にある御庭と呼ばれる広場では、琉球国王たちが、３回ひざまずきながら９回に
わたって頭を下げる三跪九叩頭礼という、中国の皇帝に最大級の敬意を表す方法で使者を迎えました。
そして、伝統楽器による演奏が厳かに響く中、皇帝からの詔書と勅書を国王が受け取り、
新たな国王が名実ともに誕生しました。
金武町から訪れた５８歳の男性は「初めて見て感動しました。いま中国との関係はぎくしゃくしていますが、
この儀式で分かるように以前は良い関係だったのですね」と話していました。
この祭りは、来月３日までで、あすは那覇市中心部の国際通りで国王や王妃による「琉球王朝絵巻行列」が行われます。
10月31日 21時40分
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