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★客観評価導入求める＝国際機関への拠出金－財務省
財務省は３０日、１１月４日に開く財政制度等審議会（財務相の諮問機関）
の分科会で、国際機関への拠出金を客観評価する仕組みが必要との見解を
打ち出す方針を固めた。優先度を外部の目で厳しく見直し、拠出金の
予算配分にめりはりを付けるのが狙いだ。
２０１５年度外務省予算のうち、国際機関拠出金は１４８８億円と、
厳しい財政の中でも１４年度当初予算比５．８％伸びた。この中には、
南京事件の資料を世界記憶遺産に登録したことが日本国内で問題に
なった国連教育科学文化機関（ユネスコ）への分担金も含まれる。
外務省は今年夏、国際機関拠出金１３７件をＡ（期待以上）、Ｂ（期待通り）、
Ｃ（一部改善必要）、Ｄ（実績不十分）の４段階で自己評価。Ａを増額、
Ｂを維持として１６年度概算要求に反映させたところ、ＡとＢが８５％を占めた。
財務省は「自己評価では手前みそになる」として、外部有識者による評価に
切り替えるよう求める考えだ。（2015/10/31-03:15）
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