15/10/29 17:22:09.47
★<長野・太陽光発電所>批判封じの提訴、正当性欠く
毎日新聞 10月29日(木)9時40分配信
◇長野地裁伊那支部判決 反対住民が勝訴
長野県伊那市の大規模太陽光発電所の建設計画が反対運動で縮小を余儀なく
されたとして、設置会社が住民男性(66)に6000万円の損害賠償を
求めた訴訟の判決が28日、長野地裁伊那支部であり、望月千広裁判官は
請求を棄却した。さらに望月裁判官は、男性が「反対意見を抑え込むための
提訴だ」として同社に慰謝料200万円を求めた反訴について、
「会社側の提訴は裁判制度に照らして著しく正当性を欠く」と判断し、
同社に慰謝料50万円の支払いを命じた。
企業などが批判を封じるため乱用する訴訟は「スラップ訴訟」と呼ばれ、
問題化している。男性側弁護士によると、提訴自体の違法性が認められる
のは異例という。
設置会社は伊那市の片桐建設。同社代理人は「判決文を見て、今後の対応を
検討する」としている。
判決は、同社が「誹謗(ひぼう)中傷に当たる」と主張した住民説明会での
男性の発言について、「住民が反対意見や質問を述べることは当然で、
違法性はない」と指摘。同社が提訴した経緯について「男性は工事への
妨害もしておらず、言動に不当性があるとは考えにくい。個人に多額の
損害賠償を求めており、被害回復が目的の提訴とは考えがたい」と批判した。
判決などによると、発電所(約1メガワット)は2013年3月から3回の
住民説明会を経て、14年4月に稼働した。同社は同年2月、男性が客観的
・科学的根拠がない情報で地元住民をあおり、計画の一部を断念させたとして
提訴。男性は同年8月に反訴した。【稲垣衆史】
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)