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★艾未未氏、レゴが「検閲であり差別」と批判 反体制派作品で販売を拒否
2015.10.27 08:02
【ロンドン=内藤泰朗】中国の人権活動家で現代芸術家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏は、
デンマークの玩具メーカー「レゴ」が自身の芸術作品制作に使うブロックの販売を断ったとして、
「検閲であり差別だ」と批判した。英BBC放送などが25日、伝えた。
艾氏はオーストラリアのメルボルンで開かれる展覧会で、反体制派についての新しい作品を
制作するためレゴにブロックを大量発注していた。レゴ側は、政治的なメッセージを出す
ことを目的とした個人・団体に直接、製品を販売したことはないとコメントした。
艾氏は昨年、米アルカトラズ刑務所跡地の展覧会で、レゴを使って175人の反体制派の
ポートレート作品を制作、展示した。
中国の習近平国家主席の訪英時、英テーマパーク大手が中国側と合弁で上海に「レゴランド」を
建設することで合意。艾氏はこの件にもふれ、「文化・政治面で世界的な影響力をもつレゴは、
私たちに何を愛し、何を嫌うべきなのか、教えようとしている。芸術家にその製品を販売する
ことを拒否することは、まさに検閲であり差別なのだ」との声明を発表した。
URLリンク(www.sankei.com)