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★【東住吉女児焼死再審】朴さん釈放で「外国にいるみたい」 再審への道に弁護士も笑顔 検察は最高裁に特別抗告検討
2015.10.26 15:57
「20年ぶりに釈放され感無量です」。大阪の女児死亡火災の再審開始が認められた朴龍晧さん
(49)が26日午後2時すぎ、服役先の大分刑務所から約20年ぶりに釈放された。
刑務所では弁護士に連れられた朴さんがスーツにワイシャツ姿で門から出てきた。
短く刈った頭を下げ、支援者らに「20年ぶりで外国の地に立っているようで、まだ現実感がない。
夢のようで景色が輝いて見える」と語った。
一方26日午前、刑の執行が停止されると仕事先で連絡を受けた朴さんの母親(74)は
「やっと帰ってこられる」と安堵と喜びに胸をなで下ろした。
午前10時ごろ、テレビのニュースで決定を知った朴さんの姉(51)が母親に電話で連絡。
姉は「朝から気持ちが落ち着かなかった」と話し、「胸のつかえが下りてほっとした」と声を弾ませた。
大阪高裁から連絡を受けた弁護団の斎藤ともよ弁護士は、大阪市内で記者会見し
「20年にわたり拘束された2人の主張が認められた。再審の道も開け、心から喜んでいる」と笑顔を見せた。
刑の執行停止時間は26日午後2時。中谷裁判長は「大阪地裁の再審開始決定が高裁でも
再確認されたことで、無罪判決が言い渡される可能性が高まった」と指摘した。
大阪高検の榊原一夫次席検事は「特に迅速、適切に対応したい」とのコメントを出した。
高裁第4刑事部(米山正明裁判長)は今月23日、再審開始と刑の執行停止を認めた決定で、
「無罪の可能性が高く、逮捕以来約20年にわたる身体拘束を続けるのは正義に反する」と判断。
検察側が申し立てた異議を第3刑事部で審理していた。検察側は最高裁への特別抗告も検討している。
URLリンク(www.sankei.com)
★母ら2人、20年ぶり釈放=「景色輝いて見える」-大阪小6焼死再審請求
大阪市東住吉区の小6女児が死亡した火災で、大阪高裁が再審開始を決定した
青木恵子さん(51)と内縁の夫だった朴龍晧さん(49)が26日午後、
刑の執行を停止され、それぞれ収監されていた和歌山、大分各刑務所から釈放された。
2人は弁護士らとともに大阪に向かい、同日中に記者会見する。
スーツ姿の朴さんは午後2時すぎ、弁護士とともに大分刑務所から現れた。
「自由の身にしてくださり本当に感無量。20年ぶりなので、まるで遠い外国の地に
立っているようで、まだ現実感がない。夢のようで景色が輝いて見える」と一言一言を
かみしめるようにして話した。
20年間を振り返り、「ずっと心がピンと張り詰めていたので、今もそれをひきずっている」
と涙をこらえるような表情を見せた。「少しずつ解放感を実感すると思うが、また次の闘いが
待っているので、しっかりと心を整えたい」と述べた。
青木さんも和歌山刑務所前で報道陣に対応。亡くなった娘めぐみさん=当時(11)=が
好きだったという黄色のカーディガンと髪留めを身に着け、涙ぐみながら「やっと当たり前の
世界に戻れた」と語った。
「娘が青空のどこかから私を見て『ママ良かったね』と言っている声が聞こえる。
ずっと見守ってくれてありがとうと伝えたい」と声を振り絞った。24日の長男の誕生日を
祝えなかったことについては、「夜に泣いた。20年分の誕生日を祝ってあげたい」と述べた。
2人は1995年、青木さんの長女を保険金目的で殺害したとして殺人罪などに問われ、
最高裁で無期懲役が確定。しかし、大阪高裁が23日、大阪地裁に続いて再審開始を認める
決定をした。刑の執行も26日午後2時に停止すると決めた。(2015/10/26-15:15)
URLリンク(www.jiji.com)
釈放され、取材に応じる青木恵子さん(和歌山市、写真左)と朴龍晧さん(大分市)=26日午後
URLリンク(www.jiji.com)