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★家康ゆかりの寺、本堂など全焼 蒲郡の安楽寺
2015年10月25日 21時38分
２５日午前１０時２０分ごろ、愛知県蒲郡市清田町の「安楽寺」から出火していると、
富永明裕住職（５９）の家族から１１９番があった。木造の本堂や住居、鐘突き堂などを全焼した。
徳川家康ゆかりの寺として知られ、蒲郡市によると、市文化財「伊奈忠次寄進状」
など４点の古文書の所在が不明となっている。
蒲郡署によると、午前９時半ごろから、家族が本堂北側で木の枝を燃やしていた。
付近の住民らは「火が風にあおられ、本堂などに燃え移った」と話している。
安楽寺は１４０８年の創建とされ、家康の生母、於大の方の夫久松俊勝の菩提寺。
市文化財のうち、１７５２年建立の山門は焼けずに残った。文化財的に価値が
高いとされる「大黒天立像」は火事に気付いた関係者が持ち出して無事だった。
気象庁によると、蒲郡市では当時強風と乾燥の注意報が出ていた。
（中日新聞）
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火災があった安楽寺＝２５日午後０時２２分、愛知県蒲郡市
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