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★【習近平訪英】英王子ら退屈&居眠り? 習近平氏の演説を英紙が「ぶざま」と辛口評論
2015.10.24 12:54
【ロンドン=内藤泰朗】中国の習近平国家主席は23日、4日間に及ぶ英国の公式訪問の
日程を無事終えて帰国した。習氏は訪英中、上下両院や公式晩餐会、金融センター・シティ
などで演説を行った。だが、演説を称賛する報道は、英国では見当たらない。
反対に、演説中に出席者が居眠りをしているかのような屈辱的な写真が掲載され、
「ぶざまな瞬間だ」「強さをひけらかした」など、辛口の論評が目立った。
「外交用に行われるディナーに列席するのは、退屈なのかも…」
ロンドンのフリーペーパー、メトロ(電子版)は22日、こんな見出しをつけ、
習氏が前夜、金融街シティで行った演説の際、主催者が居眠りしているような問題の写真を掲載した。
ちなみに、習氏が演説を行ったギルドホールでは2013年6月、
訪英した安倍晋三首相も自らの経済政策「アベノミクス」について演説した。
習氏は演説で、中国が過去37年以上の改革・開放政策で世界第2位の経済大国となったことを強調した。
英中両国が演説を前に、中国以外で世界初となる人民元建て国債の発行を始めることで合意したの
を強く意識した内容だった。
さらに、演説では、中国は「過去に、立憲君主制や議会、大統領制などを導入しようと試み、
失敗し、それに学び、最後に社会主義の道を選んだ。社会主義は人民が求めた結果だ」と説明した。
演説は約27分間。中国語の演説を、通訳を介して聞いていたことや、一日の疲れもあったのだろう。
演説する習氏の隣で、英王室のエスコート役、アンドルー王子らが疲れたような表情で下を向いて
話を聞く様子がカメラに収められた。
一方、20日の議会演説については、英紙フィナンシャル・タイムズが
「議会制が誕生した揺りかごでみせた習氏のぶざまな瞬間」と紹介した。
習氏は演説で「英国は最も古い議会制国家だが、中国は2000年も前から法治の重要性を語ってきた」
と述べ、民主主義に関係した中国批判は受け付けないとの姿勢を暗に示した。
同紙はこれに対し、「法の支配」の理念を生み、近代民主憲法の礎石となったマグナカルタ
(大憲章)制定800年を迎え、中国で巡回展示を行う予定が急きょ、当局に中止させられたことを紹介。
「中国に法治と民主主義を強調する資格があるのか」「自分たちに有利な歴史だけ言及した」
などと批判する議員たちの声を報じた。
バーコウ下院議長も習氏の演説前に、ミャンマーの民主活動家、アウン・サン・スー・チー氏を
「人権のチャンピオン」と呼び、インドを世界最大の民主国家と称賛。中国に「強国としてだけでなく、
道徳的霊感を与える国になることを願う」と述べ、「強さをひけらかす中国」(英紙ガーディアン)をけん制した。
キャメロン英首相は中国の人権問題について批判を封印する。だが、人権や民主主義など価値観を
めぐる英中の戦いの行方に、世界の注目は集まっている。
URLリンク(www.sankei.com)
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★【習近平訪英】「血税何百億ポンドでバッキンガムの食券買った」 中国ネット「ばらまき外交」と冷淡
2015.10.24 19:52
【北京=矢板明夫】中国の習近平国家主席は24日、4泊5日の英国訪問を終えて帰国した。
同日付の中国各紙は「中英の蜜月関係を築いた旅」「中英の黄金時代はこれから始まる」などと
習主席の外遊の成果を高く評価する記事を大きく掲載した。しかし、北京の外交関係者の間では
「多額な投資を約束するなど英国に多くの実利を与えたが、中国には見返りが少ない」といった
冷ややかな声が出ているほか、インターネット上では「ばらまき外交しかできないのか」といった
批判も上がっている。
中国メディアは、習主席が103発の祝砲で迎えられたことや英国議会で演説したこと、
それにキャメロン首相と友人のようにパブでビールを飲んだことを“大きな成果”と強調した。
中国はここ数年、南シナ海の領有権問題や歴史認識などをめぐり、東南アジア諸国や日本との対立が
先鋭化し、強引な海洋進出姿勢と人権問題などで米国から厳しい批判を受けるなど、外交環境が悪化
している。 >>2へ続く
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