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★夜間中学で学び直しを
2015年10月14日
夜間中学を学び直しの場に―。都内の公立夜間中学（夜間学級）８校による合同説明会が１７日、
墨田区内で開かれる。夜間中学にはこれまで、中学卒業者の入学は認められてこなかったが、
今夏、文部科学省は不登校などで十分に学べないまま中学を卒業した人にも門戸を広げた。
教室では外国人やお年寄りが前向きに学んでおり、教員らは「学ぶことを一度はあきらめた人でも、
夜間中学をのぞいてもらえれば学ぶ意欲を取り戻せるのでは」と、広く参加を呼びかけている。
平日の午後５時３５分、墨田区の文花中学校の夜間学級で授業が始まった。教室は通常の３分の１ほどの広さ。
日本語初歩クラスでは、外国籍の生徒６人が声をそろえて「眼鏡をかけます」「電気をつけます」などと繰り返していた。
文花中には１０月１日現在、１６歳～８５歳の５４人が通う。そのうち中国、ネパールなど外国籍の生徒が約９割を占める。
１０クラスあり、日本語学級と通常学級が半分ずつ。教員は１２人で、生徒の習熟度を見極めながら授業を進めている。
日本で働く父親と暮らすため４年前に来日したネパール人の女性（２１）は「先生が優しくて学校は楽しいけれど漢字が
全然だめ。将来は日本語を覚えて通訳になりたい」と夢を抱く。子どもの頃は貧しく、通学できなかったという女性（７５）は
「勉強したいとずっと思ってきた。授業で源氏物語を習った時は『こんな世界があったんだ』と感�