15/10/12 09:07:30.59 *.net
◆「2人に1人はガンになる」という通説の誤解
~30代のあの人に保険はどの程度必要なのか~
あらゆる病気の中で最も死亡率の高い「ガン」。
厚生労働省の人口動態統計によると、
ガンは1981年以降ずっと日本人の死因第1位で、全体の3割を占める。
3人に1人がガンで亡くなっている計算だ。
全国健康保険協会のホームページには、
「日本人の2人に1人がガンにかかる」という表記がなされている。
ガン保険のテレビCMでも同じフレーズがうたわれている。
今年9月には元プロレスラーでタレントの北斗晶さんが
乳ガンの摘出手術を受け、女優の川島なお美さんが胆管ガンで亡くなった。
またハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、ガンの予防のため、
2013年と今年5月に相次いで健康な両乳房と両側の卵巣・卵管を切除する
手術を受けた。
芸能人のガンがたびたび話題になるにつれ、
ガンを他人事とは思えない人も多いのではないだろうか。
◇「2人に1人がガンになる」のはいつか?
人間の体は約60兆個の細胞でできており、
絶えず細胞分裂で新しい遺伝子をコピーしていく。
ところが、発ガン物質などの影響で遺伝子が突然変異することがある。
それ自体は健康な人でも起こっているのだが、問題はそうした
異常な細胞を死滅させる、体内の免疫細胞の攻撃をくぐり抜ける
「ガン細胞」が時折生まれることだ。
それが異常な分裂・増殖を繰り返して、ガンになる。
全身のあらゆる場所に発生する可能性がある病気だ。
北斗晶さんの夫、佐々木健介さんは「最初に『乳ガン』と聞いた時、
頭がどうかなってしまうと思うぐらい戸惑いがあった」と述べたが、
「ガン」と聞くと誰もが死を意識せざるをえないものだ。
ガンと診断される人の割合は1985年以降増加している。
国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年データによると、
生涯でガンと診断される確率は男性で62%、女性で46%である。
これが「日本人の2人に1人がガンになる」という根拠だ。
ガンと診断される人が増えているのには、診断技術の向上も
関係しているとはいえ「半分の確率でガンになる」といわれると、
誰でも不安になるだろう。
ただ、この言葉をどこまで額面通り受け止めたらいいかは
慎重に考えたほうがいい。
実際にガンになるとしても、それが自分自身にどれほど差し迫ったものかは、
年齢によって大きく異なるからだ。
東洋経済オンライン 2015年10月12日
URLリンク(toyokeizai.net)
URLリンク(toyokeizai.net)
URLリンク(toyokeizai.net)
※>>2以降に続きます。