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★山口組分裂、抗争の足音 拳銃・ヒットマン…調達始まる
上田雅文、緒方健二2015年10月11日11時08分
国内最大の指定暴力団「6代目山口組」(本拠・神戸市)が分裂した。
現執行部に反発するグループが離脱して「神戸山口組」を設立した。
警察当局が両派による抗争を警戒するなか、長野県飯田市では6日に暴力団関係者の男性が撃たれ、死亡した。
容疑者として6代目山口組系の組幹部が逮捕された。男性は6代目山口組系から神戸山口組系組織に移ろうとしていたという。
群馬県内外で、拳銃の調達や襲撃要員の確保など抗争に向けた準備ともとれる動きが出ている。
「ギョクつきで手に入らないか」
関東在住の元暴力団幹部の携帯電話に8月下旬から、そんな依頼が相次いでいるという。
元幹部は取材に「拳銃を欲しがっている。ギョクは実弾だ」と答えた。依頼は9月に入ってもあり、これまでに8件を数えた。
山口組が2グループに割れた時期と重なる。元幹部は依頼主を明かさないが、
「複数の仲介者をはさんでいるが、おそらくどちらもだ」と、両グループが拳銃調達を進めているとみる。
平時には実弾付きで1丁30万円の拳銃が、100万円でも売れるという。
暴力団関係者によると、県内でも「ヒットマン」を募る声かけが始まっているという。
実際に襲撃を担う要員だ。募集する対象は山口組の組員ではない。
山口組と近い関係の外国人犯罪組織や、山口組にあこがれを持つ若い人たちだ。
20歳代の知り合いが勧誘されたという関係者の話では「高額な報酬をちらつかせ、『だれが先に手柄を挙げられるか』とあおる」
のだという。
■全国の捜査幹部集め緊急会議
警察当局によると、山口組は数百の暴力団組織の集合体だ。
このうち2次団体と位置づけられる72組織の組長が運営を担ってきた。彼らは「直参(じきさん)」と呼ばれる。
今回の分裂では、その直参のうち関西の組織を中心に13人が離脱し、「神戸山口組」を設立した。
トップは山口組の前任組長の出身組織「山健組」(神戸市)の井上邦雄組長(67)だ。
残った59人の多数派は、山口組の現在のトップ、篠田建市(通称・司忍)・6代目組長(73)の出身組織
「弘道会」(名古屋市)を中心とする。捜査幹部によると、山健組派が弘道会派の運営に反発したのだという。
山口組の分裂は初めてではない。大規模なのは4代目の組長人事をめぐるもので、この組長が射殺されたのを
きっかけに1985年~87年、山口組と一和会による「山一抗争」が起きた。25人が死亡、70人が負傷した。
警察庁は今回の分裂でも抗争が起きかねないと、9月2日に全国の暴力団捜査幹部を東京に集めて緊急会議を開いた。
翌日には警察庁の金高雅仁長官が、定例会見で「市民生活の安全に万全を期す」と述べた。
群馬県警によると、県内に山口組組員は約170人いる。2次団体はなく、その傘下団体の組織に所属している。
内訳は山健組系が約100人、弘道会系は約70人だ。
県警の小田部耕治本部長は9月17日の県議会で、分裂の影響について「上位組織の意向に従うかわからず、
動向は流動的。抗争に関する情報は把握していないが、過去、分裂に端を発した抗争で一般人が巻き込まれた
こともある」と答え、取り締まりの強化を約束した。 >>2へ続く
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ある指定暴力団が、所属する組員を処分した際に関係団体に出した「破門状」。「うちとはもう無関係」と宣言するのが狙い。
今回の分裂でも6代目山口組が離脱グループ幹部を「破門」や「絶縁」とした
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