【経済】中国の本当の成長率はズバリ5.3% 丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授・中国経済) [10/06]at NEWSPLUS
【経済】中国の本当の成長率はズバリ5.3% 丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授・中国経済) [10/06] - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/10/06 18:15:19.26
★中国の成長率は本当は何パーセントなのか? 中国の景気先行き不安で神経質になっている世界の投資家が最も知りたい数字を探す
2015年10月6日(火)17時30分
丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授・中国経済)

中国経済に対する不安感が世界に広がっている理由の一つは中国当局が公表する数字が疑わしいことにあります。
中国政府が発表した2015年上半期の国内総生産(GDP)成長率は7.0%。年初に立てた目標値どおりの結果で、
決して低い成長率ではありません。ならば中国政府は経済は目標どおり順調に推移しているとして涼しい顔を
していてもよさそうなものですが、実際には2014年11月から15年8月まで5回も金利と預金準備率を引き下げたり、
公共事業を積み増すなど景気刺激に躍起になっています。本当は中国政府は経済がもっと悪いと思っているのでは
ないかという疑念が広がっても当然です。

私も2015年1-3月のGDP成長率(7.0%)が発表された時にきわめて疑わしいと思い、1-6月の成長率やその他の
統計を見てますます疑念が深まりました。私は中国の統計などデタラメだ、という立場に立つものではありませんが、
今年のGDP成長率に限って言えば粉飾があるとにらんでいます。

では2015年上半期の本当の成長率が7%より低かったのだとしていったいどれぐらいなのでしょうか。
私の推計結果はズバリ5.3%です。どうしてこのような結果になったかを説明する前に中国の統計の特徴に
ついて説明しましょう。

■農業生産と工業生産の統計や正確
中国の経済統計の特徴は農業生産と工業生産に強いことです。ちなみに中国における工業とは鉱業、
製造業、電力・ガス・水道業を含みます。計画経済を遂行するためには農業と工業の生産を正確に把握する
必要があったため、1950年代からこれらの生産量については統計をとってきました。そうした流れから、市場経済
体制に移行した今でも農業と工業に関しては非常に詳しく統計がとられています。私は自動車産業統計の
生データを分析したことがありますが、120社以上もあるメーカーのすべてについて、経営不振で年8台しか車を
生産していないみじめなメーカーに至るまで1台単位で生産量が把握されています。

一方、中国の統計の弱点は小売や物流などの第三次産業です。小売や物流も国有企業が担っていた
計画経済時代にはきちんと統計をとっていたのですが、市場経済に移行して自営業や民間企業が小売や
物流の担い手の中心になったのに統計の態勢の転換が追いついていません。中国は第3次産業がGDPに
占める比率が46%しかなくて国際比較すると異様に低いのですが、これは第3次産業が未発達だからというよりも、
第3次産業が統計によって十分に把握されていないからだと思います。

人々の所得の状況も統計では十分に把握されていないようです。中国では汚職高官から一般庶民に至るまで
多かれ少なかれグレーな収入があります。そうした収入は当然税務署には隠すわけですが、税務署に隠している
収入を統計調査員に対して正直に報告するとは考えにくいです。 >>2へ続く

URLリンク(www.newsweekjapan.jp)


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch