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★米中首脳、サイバー攻撃「支援せず」一致 人権では応酬
ワシントン=林望、奥寺淳2015年9月26日11時25分
オバマ米大統領と訪米中の中国の習近平(シーチンピン)国家主席が25日、
ホワイトハウスで会談し、企業の知的財産などを盗むサイバー攻撃について
「米中両政府が実行、支援をしない」ことで合意した。一方でオバマ氏は
会談後の共同記者会見で、中国による南シナ海での岩礁埋め立て問題に
「深刻な懸念」があると強調。習氏は「中国の領土だ」と反論するなど、
安全保障や人権などですれ違いが目立った。
両首脳は、ホワイトハウスでの歓迎式典後、約2時間にわたって会談。
その後、共同会見に臨んだ。
米国は、ネットワークに侵入して企業の秘密を盗み取る「産業スパイ」に
中国政府が関与していると強い懸念を持っている。両首脳の合意によると、
両政府がこうしたサイバー攻撃を実行も支援もせず、サイバー犯罪の情報
提供などで協力。両国の閣僚級の話し合いを年2回新たに始め、
年内に初会合を開く。
ただ、中国政府は過去のサイバー攻撃への関与自体を否定しており、
合意が実効性を持つのかは不透明だ。習氏はサイバー犯罪に関する情報の
相互提供について「米国からの情報にしっかり対応し、協力を強める」と
する一方、「サイバー問題を政治化するべきではない」とも述べた。
URLリンク(www.asahi.com)
25日、米ホワイトハウスで握手するオバマ大統領と中国の習近平国家主席=AFP時事
URLリンク(www.asahicom.jp)
★米中首脳、企業秘密盗むサイバー攻撃の阻止で合意-ホットライン設置
2015/09/26 10:00 JST
(ブルームバーグ):米中両国政府は25日、企業秘密を盗むサイバー攻撃の阻止に
向けた包括的指針で合意したと発表した。オバマ米大統領は違反者に対する制裁
発動の可能性を排除しないと言明した。
25日午前にホワイトハウスで中国の習近平国家主席と会談したオバマ大統領は
主席との共同記者会見で、「サイバー攻撃の脅威に関する懸念を再度取り上げた」
と述べ、サイバー攻撃を「阻止する必要があると表明した」ことを明らかにした。
ホワイトハウスは先月、米国の企業や政府機関に対する一連のサイバー攻撃に対応し、
中国の個人・法人に対する経済制裁を検討しているとしていた。
習主席はサイバー犯罪に関する両国当局者のホットライン設置を含む捜査協力などで
オバマ大統領と一致したと説明。主席は米国が個人や組織に制裁を発動した場合に
中国が報復するかとの質問には答えず、「サイバー分野では広範囲にわたる共通の
関心があり、協力を深めて対立を避ける必要がある」と述べるにとどめた。
主席はさらに、サイバー攻撃への中国の関与を否定し、同国も被害者だと指摘。
ハッキング対策に取り組む考えを示した。
米中両国は共同声明で気候変動問題で協調する姿勢も表明。中国は温室効果ガスの
削減に向けて排出権取引システムの運用を開始することを明らかにした。
南シナ海で中国が岩礁埋め立てや軍事演習を通じて影響力を強めている問題については、
オバマ大統領が懸念を表明。これに対し習主席は、中国がこうした活動を控える
姿勢は示さず、「軍事化を追求する意向はない」と述べた。
米中首脳はまた、軍事演習や国際平和維持活動、北朝鮮の核問題対応で協力を深める
ことでも一致した。
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)