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★英財務相、物議醸す新疆訪問 中国に異常接近? 「踏み絵」との見方も
2015.9.23 20:52
【ロンドン=内藤泰朗】英国のオズボーン財務相(44)は23日、
中国西部の新疆ウイグル自治区を訪問し、中国に歩み寄る姿勢を示した。
劣悪な人権状況などの問題がある同自治区への欧米政府代表団の訪問は異例。
次期英首相の座を狙う財務相が経済大国、中国への接近を図った形で、
中国による「踏み絵」(英紙)との見方も出るなど物議を醸している。
中国の習近平国家主席が来月、英国を初訪問するのを前に訪中したオズボーン氏は
英BBC放送に対し、英国の貿易相手としては6~7番目に位置する中国について、
10年間で2位に引き上げると目標を述べた。
また、北京では21日、「中国が英国で原子力発電所を建設し、所有することは可能だ」
と述べ、国外からは投資だけに限られている原子力発電の分野に加え、日本とも競合
する高速鉄道建設でも中国の参加に期待する意向を表明した。
中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加をいち早く表明した
オズボーン氏は、ロンドンの金融センター・シティーと、中国の上海や香港とを
結んで金融市場を拡大する構想を描く。
しかし、BBCの取材班が同自治区で当局の弾圧の実態を取材していたところ、
厳しい規制で2回拘束され、機材が壊されるなどした。
BBCは「英政府は(オズボーン氏の訪問中)、私的な場で人権への懸念も
取り上げるとしているが、これほど問題が多い場所でも、両国はかつてなく接近している」と伝えた。
URLリンク(www.sankei.com)