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★ 安保法案を潰す秘策を話そう/小沢一郎 この「悪法」を変えるため国民は選挙に棄権せず意思を投票してほしい
安保法案に対する国民の反対がこれだけ高まっている中で、安倍政権は参院でも法案を強行採決した。
こんな暴挙は絶対に許されないことは言うまでもない。ただ、野党の側にも反省すべき点があったと思う。
野党(民主、維新、共産、社民、生活、無所属の会)は党首会談を開き、
「あらゆる手段を使って抵抗する」ということで一致した。
しかし、重要なのは「あらゆる手段」とは何かということ。この点、僕は考え方が違った。
他党は、問責決議や委員長の解任動議など法的に認められる当たり前の手段は使うものの、
委員会室の封鎖や投票で牛歩をするなど、物理的手段を使ってまで抵抗するつもりはないということのようだった。
ただ、今回のこの安保法案は、国の将来と国民の命と暮らしを危険にさらすものであり、
だからこそ過半数の国民が反対をしている。したがって、野党が多少手荒な抵抗をしたとしても国民の多くは理解するだろう。
我々野党は、安保法案を絶対に廃案にしなければいけないと繰り返し主張してきた。
だが、結局、法案を潰すことより、品位のある国会運営の方が大事だという結果をつくってしまった。
しめくくり総括質疑の前の委員会で、一部野党が一応物理的抵抗を見せたが、
もっと前から、パフォーマンスではない本気の決意で、成立阻止に臨むべきだったのではないか。
そもそも中央公聴会を15日に設定させてしまったことが問題だった。
公聴会の日程を引き延ばすべく、あの段階でもっと徹底的に抵抗すべきだった。
国民についても同様のことが言える。もっともっと安倍政権に怒りを爆発させてもよかったようにも思う。
昨年末の総選挙の際、自民党は安保法制について、マニフェストの一番最後の方に少し書いた程度で、ほとんど触れなかった。
それなのに法案成立を強行するのは、明確な公約違反だ。
もちろん連日、国会前に大勢の人が集まり、怒りを表明した。
16日に横浜で開かれた地方公聴会では、国会に戻る委員の行く手を阻もうとした人たちが警官と揉み合いになるほど抵抗した。
よくやったと思う。ただ、同時刻に、国会周辺にも人が集まっていたようだが、
横浜の方に勢力を結集させることができれば、もっと盛り上がったことだろう。
(続く)
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