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★【緊迫・安保法案】テレビの報道番組、目立つ法案批判…アンカー自ら「廃案」訴えも 高須クリニックはCM打ち切り表明
2015.9.17 21:59
テレビ各局が大詰めを迎えた安全保障関連法案の審議を報じる中、反対意見に終始する
報道番組が目立っている。アンカー自ら「廃案」を訴えたり、賛成意見をほぼ黙殺したり
する番組もあり、スポンサー辞退を表明する動きも出ている。
「私は一貫して『権力の暴走』と言ってきた」。16日夜のTBS系「NEWS23」
では冒頭、アンカーを務める毎日新聞の岸井成格(しげただ)特別編集委員が語気を強めた。
河野洋平元衆院議長が与党の対応を批判したインタビューも放送。岸井氏は終盤、
「メディアも廃案に向けて声を上げ続けなければいけない」と強調した。
同日のテレビ朝日系「報道ステーション」では古舘(ふるたち)伊知郎キャスターが
「平和安全法制という(参院特別委員会の)ネーミングが正しいのか、甚だ疑問だ」などと
述べながら国会から中継。抗議活動を詳しく報じ、スタジオのコメンテーター2人がともに
法案の問題点を指摘した。この報道を受け、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は、
ツイッターで「失望しました。来月から(同番組の)スポンサーやめます」と表明。
今月末でCM出稿を打ち切る方針という。
放送法は、テレビ局に「政治的公平」や「意見が対立している問題については、できるだけ
多くの角度から論点を明らかにする」ことを義務付けている。民放連の井上弘会長
(TBS会長)は17日の定例会見で「各社が使命感を持って対応していると思う。
個々の番組への論評は差し控えたい」と述べた。
NHKは総合テレビで同日、参院特別委を中継。午後には委員長の不信任動議の賛成討論で、
野党議員が演説する様子を4時間近く放送した。これにより3時12分から大相撲秋場所を
中継予定だったが、4時頃から一時Eテレで放送した。NHK広報部は「総合的に判断した」としている。
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