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★中国が本気で狙う沖縄・九州侵略と漢族の移民政策 法案阻止の名目で「自衛官のリスク」を言い募る政党の姑息
2015.9.16(水) 森 清勇
「木を見て森を見ず」という諺がある。安保法案は「日本のリスク」を抑止する法案であるが、
反対派は「自衛官のリスク」を高める戦争法案だと矮小化して宣伝する。また、徴兵制の復活を
主張するに至っては、現状を知らなさすぎ、笑止千万である。
政府・与党は国民に法案を理解してもらう必要から、衆参両院の平和安全法制特別委員会で
野党に与党の6~9倍も多い質問時間を与え、実のある論戦を期待した。
しかし、廃案を目指す野党は法案の必要性という本質に迫る質問をせず、違憲の主張と法律専門家
しか理解できない法的整合性ばかりを問い、また重箱の隅をつつくような議論で政府を混乱させ、
「国民の理解が得られない」と難詰するばかりであった。
■自衛隊を殺すのは野党だ!
この小見出しは、月刊誌『WiLL』(2015年8月号)掲載の堤堯・久保紘之両氏の「蒟蒻問答」に
つけられた表題である。安保法案の論戦を聞いていて、まさしくこの通りだと思い、上手い表現に
感心して借用した。
最大野党の民主党は安保法案に対する対案さえ出せない体たらくに加え、自衛官に寄り添うかの
ような欺瞞で真剣な論戦を回避する振る舞いに終始した。
廃案にしたい野党だから一時しのぎの自衛隊寄りも仕方ないが、本質を外らし、単なる自説の開陳か、
あるいは自党の宣伝をして国民を混乱させるばかりでは責任を果たしているとは言えない。
イラク派遣に関する陸上自衛隊と航空自衛隊の報告書は、PKO(平和維持活動)や人道復興支援などの
「美しい」言葉とは裏腹に、場合によっては「死」を伴う危険なもので、派遣前に国会で議論された
特措法が、「机上の空論」で練り上げられたものでしかなかったという問題の提示であった。
現実に派遣される自衛隊の活動がいかに困難であったかという教訓を生かして安保法案に取り入れる
べきであったが、野党はもっぱら「『非戦闘地域』とは言い難かったじゃないか」という批判の材料
として政府を責めばかりで、少しも議論に前進が見られなかった。
首相ばかりでなく、テレビで審議状況を観覧している国民にとっても、「早く質問しろよ」と言いたく
なる場面が多く、法案の必要性を国民に理解してもらいたい政府としては、一分一秒がもったいなかったに違いない。
参院特別委では「どうでもいいだろう」発言も首相から飛び出した。
防衛大臣の言い間違いを首相が正した。しかし、野党は「主務大臣さえ理解困難な法案」と国民に
印象づけるべく、「ここを先途」と追求するので、首相が「先へ進もうよ」という意味で発したのだ。
URLリンク(jbpress.ismedia.jp)
ともあれ、野党には端から国際情勢との関係で安保法案を進めようとする意思は見られない。
そうしたなかで、野党が「自衛隊のリスク」を強調したことは注目に値する。
従来、自衛隊のことをあまり考えなかった野党である。イラクやその他、今も続くPKO活動などにおいて、
派遣部隊が柔軟対処できず、リスクを高める現法制は、野党への妥協がもたらしたものである。
また、日常的に繰り返される領空侵犯や自衛艦への射撃用レーダー照射などに対し、
自衛隊が国際法や慣習法に則った対処ができない状況も同様である。
そうした諸々の制約から、部隊や自身の防護さえ思うに任せない雁字搦めの自衛隊に
されてきたのが、小見出しの「自衛隊を殺すのは野党だ!」に込められた意味である。
>>2へ続く