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★【ニッポンの新常識】世界中が認識 PRCは平気で大嘘をつく恥知らずな国
2015.09.12
中華人民共和国(PRC)は3日、「抗日戦争と世界反ファシズム勝利70周年記念」と
銘打った式典を開催した。史実を無視したネーミングで、PRCは平気で大嘘をつく
恥知らずな国だ-と世界中が認識した。
しかし、これは意図的に発した警告であり、踏み絵だった。
私は童謡「森のくまさん」を思い出した。日本語の歌詞だと、熊は「お逃げなさい」と
警告した後、貝殻のイヤリングを拾う。それを返すためにお嬢さんを追いかけるのだ。
熊にも性善説を適用するとは、あきれるほど日本的で平和な歌に生まれ変わっている。
ところが、米国の原曲だと、熊は人間に「銃を持たないなら逃げろ」という。
熊の警告には銃の有無を確認し、逃げ回る人間の追跡を楽しみたい意図があるのだ。
AIIB(アジアインフラ投資銀行)に色気を見せた欧州各国の首脳も今回の式典に
招待されたが、熊の危険性を理解して、すたこらサッサと逃げ出した。
「嘘つきの仲間に入れ」という踏み絵は踏まなかった。
他方、韓国のお嬢さんは躊躇(ちゅうちょ)しつつも踏み絵を踏んで、2匹の熊陣営に
すり寄った。結果、歴史の真実だけでなく、自由主義陣営から受けた70年間の恩義も
ドブに捨てた。米国はどう出るのか。
余談だが、国連事務総長が式典に参加したのは最高だった。
日本人の「国連信仰」を打破するきっかけになるはずだ。
私は、日米両国は国連を脱退して、新しい国際組織の創設を呼び掛けるべきだと考えている。
それこそが「戦後レジーム」の真の終焉(しゅうえん)である。
習近平国家主席らの大嘘にあきれる人は多いが、PRCは「だます方より、だまされる方が悪い」
と考えている。平気で大嘘をつく行為は恥ではなく、出世に必要不可欠な能力であり、特権の行使とも言える。
日米欧諸国には倫理や道徳を重んじる建前があるので、PRCの常識は容認できない。
この食い違いに、習氏はストレスを感じていたはずだ。
そこで、習氏は大胆な作戦に出た。史実を無視して歴史を捏造し、常識外れの行動を取っても
まったく恥じないことを、自ら全世界に証明したのだ。軍の慣例に反した「左手での敬礼」はその一部だろう。
つまり今後、誰かがPRCを信用してだまされても、だまされた方が悪いということになる。
こうして習氏は、PRCのローカル・ルールを、世界中が認めざるを得ない国際ルールへ
昇格させたのだ。肉を切らせて骨を断つ。したたかな戦略には、脱帽せざるを得ない。
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