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★「鬼怒川水害」早く逃げなかった住民が悪い?国交省擁護の大学教授に違和感
2015/9/11 15:12
10日(2015年9月)の大雨で決壊した鬼怒川の堤防箇所は、国土交通省が切れると
シミュレーションしていた場所と1キロも離れていなかった。鬼怒川の堤防は土を高く
積み上げ固めたもので、高さ3メートル、幅4メートルある。中央大学理工学部の
山田正教授は「長時間の降雨で堤防の中に水が滲み込んだ。堤防はたっぷり水を含むと
土の粘りけがなくなり、中がグジャグジャな状態になってしまうんです」という。
また、鬼怒川は決壊場所から20キロほど下流で利根川と合流している。
山田教授は「鬼怒川に比べ、利根川本線の水位が高いので、なかなか鬼怒川の
流れが抜けにくい」ことが災いしたという。
■シミュレーションで決壊予測
司会の羽鳥慎一「異常な長雨で、もう少し事前の対策が打てたように思うのですが」
山田教授「鬼怒川は河川整備計画に基づき、30年計画で数年前に下流から強化工事を
やり始めていました。進捗状況は30~40%だと思います。その工事がまだ決壊場所
までいっていなかったんです」
作家の吉永みち子「でも、せっかくシミュレーションしたのだったら、危ないエリアの
ところの住民に早めの避難をさせるとか、ソフト面で国交省と地元自治体が連携
できなかったのかなと思いますね」
しかし、山田教授は「もちろんハザードマップを公開しています。それを市民が本気に
なって学ばないと。危機を予測する人間力、自分ですよ。いつも行政が早くやれという
議論ばかりしている」と反論する。気象庁による警報など情報の出し方にも問題があると
山田教授は言う。「警報は役所言葉で、普通の人が聞いても切迫感を感じません。
役所言葉だけではダメですね」
■「事業仕分けで予算削られたから強化工事に遅れ」
気象庁、国交省などの行政、受け手の住民、三者三様に教訓を残した鬼怒川の決壊だったが、
NPO日本災害情報サポートネットワークの渡辺実理事長が次のような根本的な指摘をした。
「観測史上初めてとか、記録的なとか、全国いたるところで自然災害の規模が大きく
変わっています。これが大災害を生む根本だというふうに考えるべきでしょうね」
山田教授「鬼怒川はだいたい300ミリの降雨量で設計されています。それが600ミリですよ。
見直しはずいぶんやっているが、事業仕分けで予算を削られてしまった。
そこも反省してもらわないと。堤防そのもののお金はさほどかからない。
倍以上かかるのは用地買収ですよ」
なんだか、このセンセイ、お役所を擁護しているばっかりだった。
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