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★河川が増水 未完成のスーパー堤防に感謝する人続出
2015年09月10日16時30分
提供:アメーバニュース/政治・社会
8日から10日にかけて日本列島を縦断した台風18号は、各地に多くの雨を降らせ、
栃木県や茨城県などでは避難勧告が出されるなど、多くの被害が出ている
。各地で河川の水位が上昇し、一部では越水も見られるなか、ツイッターでは
「スーパー堤防」がHOTワードとなっている。
スーパー堤防(高規格堤防)は、堤防の幅を非常に広くすることで堤防が破れるのを防ぎ、
「越水しても壊れない」「浸透しても壊れない」「地震に強い」(国土交通省のHPより)
という堤防。1987年にスタートしたスーパー堤防事業は、2010年に民主党政権が行った
事業仕分けにより一旦廃止となったが、自民党政権になって一部再開されている。
国土交通省は2012年、スーパー堤防について「全区間(約870km)のうち5.8%の整備が完了した」
との数値を発表した。しかし会計検査院は、「一部完成区間や着工区間を含めている」と述べ、
「完成区間は1.1%(約9km)」と発表。同省は、「整備率は予算に対する事業の進み具合を
示すもので、完成区間を水増しする意図はなかった」と述べた。
このように大半が未完成となっているスーパー堤防だが、ツイッターには、
「スーパー堤防をきちんと整備しといて正解だったな。もし民主党に仕分けされたまま
だったら荒川水系や多摩川水系も大惨事になるところだった」
「スーパー堤防って必要だったんだな」
「スーパー堤防が予算の無駄遣いという声があったけど、もし整備されてなかったら
今回の大雨災害はもっと被害が酷くなっていたと思う」
「スーパー堤防の必要性が証明されちゃったね。仕分けたで工事遅らせた人はどう責任取るんだろう」
といった声が次々と寄せられている。25年間で完成した区間が1.1%なので、このままのペースなら、
「200年に1度」の洪水に耐えるスーパー堤防の整備が完成するのは2000年以上先となる。
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