【外国人労働者】シャープの下請け期間工の日系フィリピン人「解雇される私達の置かれた状況を分かってほしい」三重県庁を訪れ直談判 [09/09]at NEWSPLUS
【外国人労働者】シャープの下請け期間工の日系フィリピン人「解雇される私達の置かれた状況を分かってほしい」三重県庁を訪れ直談判 [09/09] - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/09/09 11:34:38.69
★広がる困惑、見えぬ光明 シャープ、県内の希望退職500人
2015年9月7日

経営再建中のシャープ(大阪市)は八月下旬、三千二百三十四人の従業員が希望退職の
募集に応じたと発表した。国内グループ全社員の13%に当たり、県内でも亀山工場(亀山市)と
三重工場(多気町)の五百人が三十日に社を去る。両工場は、かつて抜群のブランド力を誇った
液晶事業の生産拠点。分社化も取り沙汰される現状に、地元では困惑が広がる。

「家族ごと解雇される人もいる。私たちの置かれた不当な状況を分かってほしい」。
八月下旬、シャープの三重工場(多気町)で、下請けの期間従業員として働く
日系フィリピン人らが県庁を訪れ、窮状を訴えた。

シャープは、主力の液晶パネルなどの販売不振で、二〇一四年度の純損益が二千二百二十三億円の
赤字に転落。一二年に三千人弱の従業員が希望退職に応じたが、業績は好転せず、三年で二度目の
実施に追い込まれた。

テレビやオーディオ、複合コピー機など、幅広い商品を手掛けるシャープ。
同社によると、テレビやスマートフォン、カーナビなどの画面となる液晶パネルは、
売上高の三割を占める主力事業だ。その液晶の最大の生産拠点が、亀山工場と三重工場。
有価証券報告書によると、今年三月末現在で、亀山工場で二千二百五十八人、
三重工場で千七百三十七人が働く。

関西や中国、関東地方の十二工場のうち、亀山と三重の両工場の従業員数は最大規模。
県内の生産拠点が文字通りシャープの屋台骨となっている。

その液晶事業も、二〇一五年四~六月連結決算で、売上高は前年同期比9・2%減の
千八百七十八億円、営業損益も百三十七億円の赤字と厳しい。シャープが液晶事業を
分社化して本体から切り離し、他社から出資を受けるとの報道も流れた。見通しは不透明だ。

八月下旬の昼下がり。平日のJR亀山駅前のタクシー乗り場は閑散としていた。
「昔は工場に向かう客が列をなして、休む間もなかった。今は全然…」。
地元のタクシー運転手(68)は苦笑する。売り上げのピークは、亀山第一工場が
稼働した後の十年前。現在の売り上げは半分に満たず、地域経済にも影を落とす。

「アジアでライバルメーカーが台頭する中、社会の変化を上回る製品を生み出せなかった」。
木村証券(名古屋市)の北川彰男チーフエコノミストは、シャープ凋落(ちょうらく)の背景を分析する。

液晶業界では近年、LG電子やサムスン電子をはじめとする韓国勢や台湾勢が台頭した。
シャープは、二〇〇八年のリーマン・ショック後の急激な円高で業績が悪化。
北川氏は、亀山工場など国内での大型の設備投資が経営を圧迫し、アジアの競合他社との
国際競争力がそがれたと指摘する。

正念場を迎えたシャープ。動向次第では、県内の雇用に深刻な影響を及ぼす可能性もある。

(池内琢)

<シャープの亀山工場と三重工場>シャープは2002年、亀山市への進出を発表。
第1工場は04年、第2工場が06年に稼働した。かつては液晶テレビの生産が主力だったが、
09年にテレビ生産の大半を堺工場(堺市)に移管し、現在は中小型液晶パネルの生産が主力。
米アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」のパネルも供給。
三重工場は1995年に稼働。今年3月末、老朽化した第1工場を閉鎖した。
第2、第3工場でカーナビなどの中小型の液晶パネルを生産している。

URLリンク(www.chunichi.co.jp)


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