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★日中競うインドネシア高速鉄道、大統領が7日以降に採用決定へ
2015年 09月 3日 09:04 JST
[ジャカルタ 2日 ロイター] - インドネシア内閣官房長官のプラモノ・アグン氏は2日、
日本と中国が受注を競っている高速鉄道計画について、どちらの事業案を採用するかの
発表を遅らせると明らかにした。
早ければ今週にもジョコ・ウィドド大統領が結果を発表するとみられていたが、
プラモノ氏は、第三者のコンサルタントと閣僚によるレビューを基に決定することを
大統領は予定していると説明。「大統領は、選定プロセスがより公正になるよう、
レビュー期間を9月7日まで延長した」と述べた。結果はその後すぐにも発表するという。
ダルミン・ナスティオン経済担当調整相は、選定にあたった他の政府当局者とともに
3日に大統領と面会し、決定に至った経緯を説明した上で、提言を行う方針だと記者団に明らかにした。
同相は、大統領がいつ決定を発表するかは分からないと述べた。
2人の政府筋は先に、インドネシア政府が財政負担のより少ない中国案に傾いていると語っていた。
リニ・スマルノ国営企業相は2日、中国案が採用された場合、国営企業が中国とコンソーシアムを
組むことになるとし、「政府の負担はまったくない」と記者団に語った。
URLリンク(jp.reuters.com)
写真は中国の高速鉄道のモデル。ジャカルタで8月撮影。提供写真(2015年 ロイター/Rivan Awal Lingga/Antara Foto)
URLリンク(s1.reutersmedia.net)
★インドネシア高速鉄道 大統領の判断に注目
9月3日 5時01分
日本と中国が受注を目指す、インドネシアの高速鉄道計画を巡り、インドネシアのジョコ大統領は、
日中どちらの計画案を採用すべきか閣僚会議が検討した内容について、3日、報告を受けることに
なっており、最終決定となる大統領の判断に注目が集まっています。
インドネシアの首都ジャカルタと、東におよそ140キロ離れたバンドンを結ぶ、高速鉄道計画を
巡っては、日本が新幹線方式の輸出を目指す一方、中国も自国の高速鉄道の売り込みを進めています。
インドネシア政府は2日、経済政策を担当する6つの省庁の閣僚による会議を開き、日本と中国の
どちらの計画案を採用するべきか意見を交わしました。
ナスティオン経済担当調整相によりますと、会議ではそれぞれの計画案について、技術面や経済的な
波及効果、それに工期などの観点から検討が行われ、日本の案については技術面を、中国の案に
ついては経済的な波及効果を評価する意見が出たということですが、「結論は最初に大統領に報告する」
として、議論の詳細については明らかにしませんでした。
インドネシアのジョコ大統領は3日、閣僚会議が検討した内容について報告を受けることになっており、
最終決定となる大統領の判断に注目が集まっています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)