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★G20で中国経済について発言へ、構造的課題を重視=麻生財務相
2015年 09月 1日 12:02 JST
[東京 1日 ロイター] - 麻生太郎財務相は1日の閣議後会見で、9月4日から
トルコで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、
中国経済について発言する考えを明らかにした。
上海株の下落に端を発した金融市場の混乱に対して「表面的な市場の動きだけに
とらわれず、背景にある中国の構造的課題を見極めることが重要」と語った。
そのうえで「中国経済に何が起きているのかG20で率直な議論が行われることは
有益だ」と述べ、中国の構造問題への対応を含め議題に上る可能性を示唆した。
中国経済の減速が日本経済に与える影響については、中国が日本の最大の貿易相手国
であることから「日本経済にとって大きな影響があるのは確かだ」としながらも、
「中国経済が具合悪くなったら、とたんに日本経済が具合悪くなる構造ではない」
とも指摘。「日本経済は確実に内容がよくなっている。これにどのくらい影響が
出てくるか、気にしておかなければならない」と述べた。
そのうえで、内部留保が増加している傾向に言及し、「経営者の意識として、
設備投資や給与に積極姿勢が出てきてもおかしくない」とくぎを刺した。
一方、世界経済への影響については、ドイツが中国経済との関係を深めていることを挙げ、
「(中国経済の減速は)ドイツ経済に影響する。しいては、欧州経済への影響は極めて
高くなっている」と警戒した。米国経済については、「欧州に比べて緩やかながら
回復傾向にある」と見通した。(吉川裕子)
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