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★比人50人解雇通告受け 県に報告、協力を要請
三重一般労組「ユニオンみえ」（広岡法浄書記長）は二十四日、県庁を訪れ、
廣田恵子雇用経済部長に対し、シャープの下請け会社「ジーエル」多気事業所（多気町）で
働くフィリピン人期間労働者が指名解雇通告を受けている現状を報告し、県への協力を要請した。
ユニオンみえによると、指名解雇通告を受けているのはフィリピン人労働者五十人。
ジーエルはシャープの経営危機と減産を理由に、六、七月に希望退職者を募集。
人数に達しなかったため、労働者五十人は今月一日に三十一日付で指名解雇するとの
通告をされたという。
この日訪れたのは、広岡書記長や解雇通告を受けたフィリピン人労働者ら約八人。
広岡書記長は、指名解雇通告を受けたフィリピン人労働者のうち三十七人が、
ジーエルで働くフィリピン人でつくる組合組織「シャープピノイユニティ」の
組合員であるとし、「組合つぶしを狙ったのが見て取れる」と強調した。
その上で「このまま突き進むなら、来月一日から就労闘争に入り、デモ行進などで
訴えていく」「したくはないが、伊勢志摩サミットに来る各国首脳らにも訴えねば
ならない問題だ」などと語り、訴訟を検討していることも明らかにした。
廣田部長は「県として即答できないが、最悪の事態にならないよう、
会社と最後まで話し合いを重ねてほしい」と応じた。
URLﾘﾝｸ(www.isenp.co.jp)
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