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★中国の「南シナ海では部外者」に猛反発の米
2015年08月07日 08時06分
【クアラルンプール=白川義和】ケリー米国務長官は6日、当地で記者会見し、
南シナ海問題で、中国やフィリピン、ベトナムなどの当事国が〈1〉岩礁埋め立て
〈2〉施設建設〈3〉軍事化―の3項目の中止で合意することを求めた。
こうした措置を通じて緊張を緩和し、法的拘束力を持つ「行動規範」を11月の
東アジア首脳会議までにまとめるべきだとの考えを示した。
ケリー氏は、「軍事目的の施設建設は緊張を激化させ、関係国も軍事化を進めて
情勢不安定化の危険が増すだけだ」と指摘。中国が「米国は部外者」として南シナ海
問題からの排除を図っていることについては、「米国は南シナ海に大きな利害を持つ。
航行や飛行の自由の制限は受けない」と述べ、強く反発した。
中国側が「埋め立てを停止した」と主張していることについても、
「本当であることを願うが、まだわからない」と語り、3項目の中止を引き続き促す考えを示した。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
★ASEAN“南シナ海”で足並みの乱れ
8月7日 8時08分
マレーシアで開かれていたASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議は、
焦点だった南シナ海での中国による大規模な浅瀬の埋め立てへの対応について各国の
意見がまとまらず、この問題を巡るASEAN各国の足並みの乱れが改めて浮き彫りとなりました。
マレーシアの首都、クアラルンプールで行われていたASEANの一連の外相会議には、
アメリカのケリー国務長官や中国の王毅外相なども参加し、南シナ海での中国による
大規模な浅瀬の埋め立てについて議論が交わされました。
この問題で中国と対立するフィリピンは、中国を厳しく非難する文言を共同声明に
盛り込むよう求めましたが、中国との関係を重視する国が強く反発し、意見が
まとまらないまま一連の会議は6日に閉幕しました。
6日夜遅くに発表された共同声明では、南シナ海での埋め立てについて、
「一部の国から深刻な懸念が寄せられたことを留意する」という表現にとどまっています。
南シナ海を巡っては、中国が埋め立てた場所に滑走路の建設を進めるなど海洋進出の
動きを加速させていますが、この問題を巡るASEANとしての一致した対応は
打ち出せず、各国の足並みの乱れが改めて浮き彫りとなりました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)