【表現の自由】「日本軍が人肉を食べる映画」「反日プロパガンダ」 アンブロークンに対し明らかに過剰反応だと神奈川新聞 [08/04]at NEWSPLUS
【表現の自由】「日本軍が人肉を食べる映画」「反日プロパガンダ」 アンブロークンに対し明らかに過剰反応だと神奈川新聞 [08/04] - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/08/04 15:55:35.03
★萎縮する「自由」(2)主張し続けることが大切
カナロコ by 神奈川新聞 8月4日(火)11時35分配信

「日本軍が人肉を食べる映画」「反日プロパガンダ」。インターネットで飛び交ったのは、
激しい反発の言葉だった。対象は国内で上映されていない映画で、ほとんど見た人が
いないはずだった。明らかに過剰反応といえた。

第2次世界大戦中に旧日本軍の捕虜となった米兵士の生涯を描いた映画「UNBROKEN
(アンブロークン)」(2014年)。米人気女優アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを
取った話題作とあって世界各国で上映された。だが日本では異なった。原作に登場する
収容所での捕虜虐待や人肉食にまつわる記述が広がり、臆測で「反日映画」と評された。
作品を見ていない人々がインターネットで上映中止を求め、日本での公開は「未定」となった。
過剰反応が、現実を動かしてしまった。



「作品の評価には関係なく反日的と決めつけ、排斥する風潮がある。臭いものにふたを
するのではなく、実際に映画を見て議論すべきなのに」。戦争映画の解説本を出版する
田中昭成は憤る。

田中は配給会社に「アンブロークン」の劇場公開を訴えようと、およそ5カ月前に上映を
求める署名活動をインターネットで始めた。目標は1万人で、これまでに約2千人分が
集まった。公開へのハードルを下げようと米国からDVDとシナリオを取り寄せ、
日本語字幕も自主製作。パンフレット用の解説も自ら執筆した。「捕虜の扱いについて
定める『ジュネーブ条約』についても考えるきっかけとなる映画だ」と田中は指摘する。

だが上映できるかは、いまだ分からない。同作品を製作した米・大手映画会社
「ユニバーサル・スタジオ」の映画を国内で多数配給してきた東宝東和は
「『配給はどうなっているのか』と問い合わせが来るが、未定としか言えない」と話す。



インターネットをのぞけば、他者を責め立てる激しい文言に容易に行き当たる。
「自分の意見と対立する他者を言葉の暴力で排除する社会を容認していること。
それが表現の現場を『萎縮』させることにつながっている」。鎌倉でドキュメンタリー
映画の自主上映会を30年以上続けてきた飯島和夫は、こう実感している。

18年前、飯島は自主上映会を右翼団体に妨害された。上映したのは元従軍慰安婦の
女性たちの共同生活を描いたドキュメンタリー映画「ナヌムの家」(1995年)。
会場の周囲は「上映を中止しろ」と叫ぶ街宣車3台に取り囲まれた。
負の歴史を取り上げることを「反日的」と主張していた。「本当に息苦しい社会に
なりつつある。日常生活では分かりにくいが、上映会の開催を通じてその一端が見えた」
と飯島は振り返る。

1998年6月、いわゆる“南京大虐殺”を描いた中国・香港合作映画「南京1937」を
上映した横浜市中区の映画館シネマ・ベティが巻き込まれた騒動は、より壮絶だった。
全国から右翼団体の街宣車が昼夜を問わず周囲に押し寄せ「売国映画」と、大音量で叫んだ。

同館を経営していた中央興業の専務(当時)、福寿祁久雄の自宅マンションにまで男らが
押しかけ、福寿は警察に警護された。上映初日には、右翼団体を名乗る男がスクリーンを
カッターナイフで切り裂いた。



激しい攻撃にさらされても、福寿は一貫して「上映の自由」にこだわり続けた。
「相手が自由に妨害に来るのなら、自分たちも自由に上映する。自由に映せない
映画館なんてやめた方がいい」

福寿は、終戦を10歳で迎えた。戦争に負けると、教科書の軍事的な記述が
墨で塗りつぶされ、昨日まで強い兵士を育てようと体罰で教育していた教師から
「今日からは君たちを殴らない」と宣言された。政局によって揺れる大人たちの
振る舞いに「絶対的なものはない」「そのつど意見を主張して議論していかなければ
ならない」と、身をもって学んだ。 >>2へ続く

URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)


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